村瀬秀信先生『気がつけばチェーン店ばかりでメシを食べている』講談社 感想。
気がつけばチェーン店ばかりでメシを食べている (講談社文庫)
- 作者: 村瀬秀信
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2016/06/15
- メディア: 文庫
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気がつけばチェーン店ばかりでメシを食べている (講談社文庫)
- 作者: 村瀬秀信
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2016/07/08
- メディア: Kindle版
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何か買っておこう! と色々と眺めてポチったのがこちら。
街を歩けばチェーン店にあたる……そんな昨今。
目にしたことのあるチェーン店から聞きなれないお店まで。
取り上げられているお店は35!!
どこかは行ったことがある筈?
どのお店のお話も程よい長さでテンポよく読み進めることが出来。
また、面白いのですよね、どのエピソードも。
料理のコトはもちろん、店のなりたち、背景、
個人的な想い出……同意したり、興味をもったりしながら
楽しく頁をめくりました。
実はわたしは結構な田舎育ちだったこともあり、
チェーン店とはあまり縁がなく……
小学生時分、家族で買い物にいく、
といえば「隣町のダイエー」であり、
日々の食料品などは市内の生協か農協……
そんな状態ではチェーン店などある訳もなく(;^_^A。
さすがに吉野家だったり、すき屋、日高屋、リンガーハットくらいは
行った事はあるのですけれども(^^;)。
本当"行った事がある"レベルで。
……いや、ひとりで外食することが少ないだけか。
……それだけに、どのお話も新鮮に楽しめて。
街中で見かけつつも、なかなか入る機会もなかったお店が、
なんとも魅力的に描かれておりまして。
また、食欲も刺激されて困った一冊(笑)。
主力商品のお値段も紹介されておりまして、
近くにお店があればすぐにでも食べに行ける、
というのがこれまた(^^ゞ。
最後に配置されたエピソードがまた、
なかなかに心に残るもので。
食卓の思い出って、大切なものなのですよねー。
人生での食事の回数は限られているから、
ひとつも無駄にできないのだ! みたいなことを言う
ゲームのキャラクターがおりましたが、まさにそれで。
すぐそこにあるお店が
思いのほか自分に合うかもしれませんし、
ちょっと機会を見つけて出かけてみようかしら。
そんなことを思わせてくれる一冊なのでありました。
あとは、ご飯の時間は大切に過ごそう。
と、改めて。