押見修造先生『ぼくは麻理のなか』9巻 双葉社 感想。
- 作者: 押見修造
- 出版社/メーカー: 双葉社
- 発売日: 2016/09/28
- メディア: コミック
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- 作者: 押見修造
- 出版社/メーカー: 双葉社
- 発売日: 2016/09/28
- メディア: Kindle版
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完結、です。
なんと、表紙が紙の電子書籍版で異なる、という凝ったつくり。
紙が麻理さんで、電子書籍が依さん、かな?
もう少し続くのかな?
と思っていたのでAmazonの商品説明"最終巻"とあって驚きつつ。
さて、どのような締めになっているのかしら、
と読み進め……
今の小森くんと麻理さんに入った小森くんから感じられた微妙なズレも
すっきり腑に落ちて。
8巻にあった"カギを握るのは、小森の日記"というのもなるほど、と。
唐突な感じも受けませんでしたし、悪くない締めだと思います。
なるほど、麻理さんの話だったのだな、と。
シンプルなあとがきも、読後の余韻に馴染む感じで。
この作品に出会えてよかったな、と素直に思いながら読了いたしました。
母親との和解だとか、
そのあたりはどうなったのかな? というのは残るのですけれども、
後日談的に描かれているところを見るに、うまくいったのでしょうね。
記念トリビュートは……かなり個性的な内容で面白いです。
超私信っぽいのもあり(笑)。
さすがな感じでございます。
ということで、押見修造先生、連載お疲れさまでした。
新作に期待しつつ……私は他作品に触れられていないので、
まずは既刊で手に取りやすいものを読んでみたいと思います。