犬上すくね先生『東京No Vacancy』1巻 白泉社 感想。
- 作者: 犬上すくね
- 出版社/メーカー: 白泉社
- 発売日: 2016/11/30
- メディア: コミック
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- 作者: 犬上すくね
- 出版社/メーカー: 白泉社
- 発売日: 2016/12/02
- メディア: Kindle版
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犬上すくね先生『東京No Vacancy』の1巻。
"No Vacancy"とは"満室"の意味、とのことで……。
基本的には、
九州から出張で出てきたサラリーマン。
宿を取れずに困っているところ、
女性と出会い、一夜を……というお話。
私は誌面のみで追っていたのですけれども、
web増刊の方でかなり追加があったようで。
お話としての厚みも増している印象。
後日談だったり、別視点から見ることで、
より、登場人物の感情がわかる感じがありまして。
主人公? の男性は同一人物のため、
お話の筋だけみると軽い印象を受けそうではあるのですが。
ごく普通の男性のように見え……
それだけに、変に感情移入もしやすく。
登場する女性たちも個性的で。
OLに美大生、
カリスマ美容研究家に見本市のコンパニオンさん。
そこいらに居そうな方から、
かなりのレアケース? まで。
それぞれの背負っている背景も面白く。
一話も程よい長さで、テンポの良い単行本。
表紙のつくり、カバーを外すとちょっとした仕掛けもあって……
さすがは白泉社! な一冊。
満足でございました。
次巻もどのような女性が登場するか、
楽しみにしつつ……。