里好先生『踏切時間』1巻 双葉社 感想。

- 作者: 里好
- 出版社/メーカー: 双葉社
- 発売日: 2016/12/12
- メディア: コミック
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- 作者: 里好
- 出版社/メーカー: 双葉社
- 発売日: 2016/12/15
- メディア: Kindle版
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Kindle版は紙からちょっと遅れてのリリースとなりました。
タイトル通りの踏切を舞台にしたオムニバス。
何気ない日常の一幕、踏切での待ち時間。
そこには待つ人、それぞれのドラマがあり。
甘酸っぱい恋や、
ちょっとえちぃ雰囲気を女の子から感じながらの待ち時間。
踏切の不思議な佇まいにのみこまれてしまうような少女。
先生と生徒の難しい距離感に、踏切ポエマー。
そして、映画撮影……と、
踏切ひとつで色々なお話が楽しめまして。
また、それぞれのお話の区切りもよく、
読みやすいのも〇、ですね。
登場する女の子も皆可愛く。
お話の面白さももちろんですが、
そういう面でも薦められるかしら、と思います。
私は第05話「先生といっしょ」の黒部さんに一票ですね。
だって、三つ編みですから!!
どこかしら勢いを感じるのも良いです。
そこは『哲学さんと詭弁くん』に近しい感じかしら。
あと……当然、背景は踏切ばかり。
それでもそれぞれの違いがキッチリ描かれている感じで
そこも面白いです。
モデルとなった踏切の解説? もありますし、
軽い聖地巡礼をしてみるのも楽しそうです。
踏切での待ち時間、私は何を考えているかしら……
などと顧みつつ楽しんだ。
そんな一冊でございました。
今後の展開も楽しみですね!