糸杉柾宏先生『いいなり』2巻 秋田書店 感想。
容姿端麗、成績優秀、完璧超人? な生徒会長"有栖川ミサ"。
彼女は秘密の趣味? 性癖? を持っていて……
ふとしたキッカケでそれを知ってしまった波多野くんは、
彼女の言うがまま、その趣味にお付き合いすることに?
ということで、
背徳感満点な糸杉柾宏先生『いいなり』2巻でございます。
あぶない趣味にお付き合いしつつ、
少しずつ会長の家庭環境も明らかになってきて。
登場人物もじわり、と増えてくるのが良い塩梅で。
収録のお話、感想をさらりと。
■第4話 まらそん
最初のエピソードは、
学校のマラソン大会にアグレッシブに挑む会長(;^_^A。
走るだけでも大変なのに、
会長の趣味サポートも重なってしまう波多野くんの大変さよ……。
ちょっとしたご褒美っぽい? アクシデントもあった訳で、
これはこれで波多野くんはハッピー、ということなのかしら。
■第5話 どんかん
眼鏡っ娘な幼馴染・坂口さんと遊園地!
なお話ですが、もちろんそれだけでは済まないのでありまして。
見知らぬ人に見られるかもしれない!
という緊張感もアレですが、
知人に……というのはまた、一味違う……のかしら。
坂口さんの波多野くんへの気持ちを知った会長でございますが、
コレが今後のお話に絡んできたりするのかしらん。
……まぁ、坂口さんが行動するでしょうから、
ひと騒動になりそではございますが。
■第6話 かなづち
会長宅にあるプールで水泳の特訓と相成った波多野くん。
自宅なら安心だ! と思いきや、そうとも行かず。
また、ライバル? 執事・カイト氏も登場しまして。
なかなか面白くなってまいりました。
会長の趣味の後押しをする波多野くんに、
なんとか会長を守ろう? とするカイト氏……。
おまけにカイト氏、ちょいと性格歪んでそうな上に、
いろいろと一枚上手っぽいような。
ちょいと大きく動いた感のあるエピソードでございました。
■第7話 めいれい
第6話からの続き。
カイト氏がさらに深く関与してくるキッカケになる……
と申しますか、会長の動きはともかく、
意外だったのがカイト氏のとった行動でありまして。
なかなか面倒になって……面白くなってきましたね!
ここからどのように動いていくのでしょうね?
波多野くんの苦労もさらに増す感じでありまして。
むむむ……と唸る第7話なのでありました。
■まとめ
最初は安定のエピソードでしたが、
幼馴染のお話あり、新キャラクターな強敵も登場し。
今回も楽しめましたけれど、
先々により期待したくなる、そんな2巻でございました。
なにより波乱の予感しかしない締めがまた(笑)。
次巻も楽しみです。
※電子版の特典イラストも嬉しゅうございました♪