せきはん先生『グッバイエバーグリーン』泰文堂 感想。
- 作者: せきはん,大森しんや
- 出版社/メーカー: 泰文堂
- 発売日: 2016/06/24
- メディア: コミック
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- 作者: せきはん(大森しんや)
- 出版社/メーカー: アース・スター エンターテイメント
- 発売日: 2016/06/24
- メディア: Kindle版
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AmazonサイトでのKindle本新刊チェックをしていたところ、
ふと、"この商品を買った人はこんな商品を買っています"に表示された
『グッバイエバーグリーン』の表紙に目が留まり。
青い空に白い雲。緑豊かなところにバイクと女の子!
……えぇ、思わずポチってました……。
翼は、祖父の残したエバーグリーン工房でオートバイに出会う。
ケガもあり、将来を見失っていた翼は、
このことをキッカケに、
亡き祖父の手がけた修理品をオートバイで届けることを思い立つ。
様々な人との出会いや、
オートバイの楽しさ、もちろん大変なこともあったりしながら、
一歩ずつ前へ進んでいく。
オートバイの魅力がギュッと詰まっているのはもちろんなのですが、
主人公の翼ちゃんの成長も見どころで。
徐々に将来へ向いていく。目指すところを定めていく。
私なんぞは未だにフラフラしているだけに、
何だかこう、都度都度、心を揺さぶられながら読み進めました(^^;)。
翼ちゃんはもちろんのこと、周辺を固めるキャラクターも魅力満点で。
わりと元気いっぱいで一直線な翼ちゃんに対し、
捻くれ、クール気味な功刀くんだったり、
若干性格が悪く思えるものの翼ちゃんをナイスアシストな詩穂ちゃん、
一見辛くあたるものの……な素直じゃない翼ちゃん母、
頑固親父色の強いバイク屋さんの店主に、
届け先の人たち……皆、とても良い味、出してるんですよねー。
翼ちゃんの悩み、オートバイの素晴らしさ、
出会う人々との交流が上手くミックスされて、
とても素敵なお話に仕上がっており。
締めはちょっぴりドキッとさせられつつ(^^;)。
にしても、納得のいく、穏やかな余韻が心地いい終わり方かな、と。
100%衝動買いだったのですが、
ホント、購入してよかったな、と思いました。
自信をもって人におすすめできる作品、です。
何か、知り合いのお祝い事でもありましたら、
こちらをプレゼントして布教に励もうかと思った次第です。