感想温泉はてな亭

諸々、ふれたもの、こと、に関しての感想を記していきます。

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大澄剛先生『あさは、おはよう -大澄剛短編集-』少年画報社 感想。

紙版から少し遅れてのKindle版登場となりました、
大澄剛先生『あさは、おはよう -大澄剛短編集-』でございます。
最初、Amazonに登場したときのタイトルは
『君の太もも』だったような……。


こちらの作品を気に入っており、
新刊が出ていないか、月イチペースでAmazonを検索して
発売に気が付いた、という。

タイトルの通り、短編集です。
収録作品は、
『君の太もも』『スーベニールの花束』『イコール』
『さよならわんぱく』『ららら』
の5作品。
短編として一つひとつ、個別で楽しめるつくりになっているものの、
通して読んだときの感動も格別で。


どこにでもありそうで、
それでいて大切なエピソードの数々。
通勤電車中で読んだのは失敗でした。
こらえていたら、鼻からさらさらのが出てきて(^^;)。


日常に、当たり前のように目の前にあり、
なかなか気が付かないモノ。
そんな感情が詰まっている作品たちで。


最近読んでいる作品の中ではトップクラスの良さ、でした。
ネタバレなしで読むのを強くオススメしたいところ。
そして、流れを知った上で改めて読み返すと
また、グッとくる……すんごい一冊……。


とあるバンドの歌詞の引用も見事で。
再読時にはその曲を聴きながら読んだのですが、
もう、涙が止まらず。


ちょっと対象年齢高めとは思いますが、
読んで間違いのない作品かと思います。
新年早々、素敵な出会いでした。

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