三部けい＆りえ先生『非日常的なネパール滞在記』１巻 スクウェア・エニックス 感想。

非日常的なネパール滞在記(1) (ビッグガンガンコミックス)

非日常的なネパール滞在記 1巻 (デジタル版ビッグガンガンコミックス)

三部けい先生の新刊でございます。
タイトルの通り、ネパール滞在のお話で。
同人誌でもネパールのお話を出しておられたので
そちらのまとめなのかしらん？　と思いきや、
雑誌掲載分に同人誌分、さらにはりえさんのテキストもプラス、で、
読み応え満点な一冊に仕上がっており。
同人誌が好きだった方はもちろん、
ネパールに興味のある方、
当然のことながら三部けい先生ファンにもオススメでございます。


風景、食事、そして様々な人との出会い。
旅のお話なのですが、
生活がギュッと詰まっていて……
特別な、"非日常"な訳ですけれども、
不思議と日常感も並行してあるような、
そんな感覚がなんとも面白く。


同人誌時代もちらり、と読んでいた身としましては、
ななすけくんが加わってのトコロがなんとも楽しくて。
色々と感じ取っている様が響く、というか。


本編にもあります通り、人の魅力にも溢れておりまして。
なんでしょうね……人の素敵さに気づかされて……。
もちろん、日常は良いコトばかりではないのですけれども、
ああ、こんな世界があるのか、とか、
ひょっとしたら身近にあるこんなステキなところを
見逃しているのかも、とか読みつつ考えますと、
まだまだ頑張らなきゃいかんなぁ、なんて思ったり(^^;)。


ということで、単純な旅行話としても楽しめますが、
他にもいろいろと感じ取れる作品なのではないかしら、
と、そんなことを思ったのでございました。


１巻、ということですので、次にも当然、期待ですね！