石黒正数先生『それでも町は廻っている』4巻 少年画報社 感想。
- 作者: 石黒正数
- 出版社/メーカー: 少年画報社
- 発売日: 2008/03/19
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石黒正数先生『それでも町は廻っている』4巻。
一応は歩鳥が主人公なのですけれども、
ますます周囲を固めるキャラクターが濃くなってきた印象な……。
コミカルながらも謎解きチックなお話あり、
ホロリとくるエピソードあり、
学園・学校系満喫な場面あり……と、
どのお話も面白くて。
冒頭の埋蔵金探しは……まぁ、もちろん見つかるか?
と言われると、なのですが、
皆でのお出かけということもあり、ワイワイたのしく。
また、見る側の気持ちによって
まるっきり変わって見える感じがよく伝わるお話で。
最後のオチも良かったです。
巡査さんと歩鳥のバトルも見逃せないですね(笑)。
どちらも、なんだかんだで愛されていそうなのがまた。
風物詩、というかなんというか。
ミシンそば……これは切なくて。
なんだかキュッときつつも、
歩鳥の一撃もこれまた強烈で(;^_^A。
ホントに味があれなのか、試してみたいですが……。
タッツンの意外な卓球スキルも見応え満点。
というか、まぁ、男子の目線はそこに行きますわなー(笑)。
高校以前の姿が見え、
中々に面白いエピソードではございました。
タケルとエビちゃんのお話。
あー、小学生ではありそう! という、
妙な生々しさと微笑ましさがギュッと詰まっていて。
思わずニヤニヤしながら楽しんでしまいました。
エビちゃん可愛いですしね。
理不尽? な感じもまたヨシ。
ラストの正月話。
歩鳥らしくて酷いというか、なんというか(笑)。
個々は酷いのですが、
なんだか憎めない? 感じなのは、
そこは歩鳥だから、ですかねー。
相変わらず、オチも決まって面白いお話でした。
ささーっ、と読んでいるつもりなのに、
どこかしら印象に残っていて凄いなぁ、と思いつつ。
ただ面白いだけではこうはならない筈で。
単発のネタもさることながら、
お話の流れも良いってコトなんでしょうね。
引き続き、先も楽しんで参ります。
やっぱり電子書籍で買い直してよかったー!