押切蓮介先生『ハイスコアガール CONTINUE』２巻 スクウェア・エニックス 感想。

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舞台を中学時代に移し、格闘ゲーム三昧！　な、
『ハイスコアガール CONTINUE』２巻。
……いや、ゲーム三昧と思っていたのですが、
結構、微妙な恋心が間に入れられていて、
悶々とする、というか、何と言うか。
中学生ってこんな塩梅だったかもしれぬなぁ、
などと想い出をひっくり返しつつ、楽しみました。


数多ゲームは登場しますが、メインは『ストII』。
GTでの『ストII』操作の説明は、苦笑いしか……
と言いつつ、わりと無茶な操作性を受け入れつつ
プレイしていたものですよね……
「そういうものだ」と思い込んでかかれば、
キツイ環境もなんとかなってしまったりして。


SFCで『ストII』出た時、友人宅で初めてプレイして、
見事30連敗を達成したなぁ……
私、初めてで、友人はアーケードもやっていた、
という環境下でボコられる、という(笑)。
でも、面白かったのよ。
その友人とは、桃鉄30年１本勝負、とかやる間柄でね……。
『信長の野望』とかも、"まいった"するまで対戦したなぁ。
そんな懐かしさを強く感じながら。


作品的に注目は、恋愛絡み……というか、
まぁ、片思い系なのがまた、イイのですが。
ハルオくんは大野さんが気になって仕方がないし、
大野さんの気持ちがどうなのかは微妙だし、
日高さんの想いもまた、なかなかでございまして……
なんというか、こういう風に想いを寄せられるのが夢……的な？


ゲームの描写はもう、懐かしくて、最高で。
ああ、こういうのがあったハズなのに……と。
素通りしてきたか、
地理的に恵まれてこなかったか、な狭間を実感しつつ。
ゲーセンも、駄菓子屋もなぁ……
いや、所謂、豪雪地帯で育ったのよ……
そうなると、露天的な筐体とかありえないですし、
わりとオープンな印象のある駄菓子屋さん、って難しいので。
……駄菓子屋さんに近しい存在はあったんですけどね。
駄菓子系のお菓子に、プラモデル、ミニ四駆を置いていて。
遠足のお菓子、といえば、そこに買いにいってたっけなぁ。
カクイさん、って言ってたっけ。


そんな、想い出を刺激する２巻でありました。
しかしコレ、刺さるのって40歳前後なんじゃないの……。
私はかなりストライクゾーンだから問題ないけど。