雨蘭先生『無邪気の楽園』11巻 白泉社 感想。

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電子書籍リリース直後に購入したものの、感想、遅れてしまいました。
局地的なお話は面白いものの、
大きな流れはあまり変化なく進んできたこの作品、ですが、
11巻はわりと動いた印象で。


サヨちゃんとはきっちりした関係を築きつつもあり、
リオとも何と言うか、微妙な？　間柄になってきて。


そこにきてのちょっと先の未来……は、
もともとやってきた、もっと先とは違った展開で……。
タイムトラベルものですから、
こういうのがあっても当然ですが、
先々、自分の知っていた世界と変わっていくのって、
ちょっとした感動もあり。
んで、どうなるん？　というのも気になりつつ、ですね。
先の世界でのリオとの関係やら、
そこで知ったサヨちゃんとの先々やら、ね。
色々知ったあとの省太くんがどう動くのか、は気になるところ。


このみちゃんへの想いは揺るがないにせよ、
サヨちゃんはもちろんのこと、
先に色々ありそなリオだったり、
なんだか面倒な体験を共有してしまった鈴音ちゃんだったり、
お話に絡んできそうなヒロインはいっぱいおりまして、
さて、どうなりますか、という。


省太くんがどうしたいのか、
にかかっている感じではありますけどね……
元の時間に戻りたいのか、
いま、このときを継続して、新たな未来を切り開きたいのか。


ともかく、お話も動いてきて、さらに面白くなってきた感はある、
『無邪気の楽園』でありました。
で、ちょいと終盤読み返したら、
ほんとに鈴音ちゃんが面倒な感じになりそうで(笑)。
きっちり可愛いのが、また……困るところよね。


次の騒動にも期待しつつ。