感想温泉はてな亭

諸々、ふれたもの、こと、に関しての感想を記していきます。

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おおひなたごう先生『目玉焼きの黄身 いつつぶす?』9巻 KADOKAWA / エンターブレイン 感想。

変わらずKindle版をクリック、です。
食モノですが、
味、調理ではなく"食べ方"にこだわった作品なだけに、
腑に落ちることも多く、
俺は違うよ? と思うこともありそうな。
当たり前、を見直すキッカケになるかも?
な、作品の新刊が登場とあれば、早速読む訳で。


……やっぱり、面白いんです。
日常の中で感じるちょっとした引っかかりに、
大真面目に取り組む、考える二郎ちゃんの姿。
そこに、共感や羨望の眼差しを向けてしまう、とでも申しますか。
思い出したい、真っ向勝負。


お話としては、色々とあった二郎ちゃんとみふゆの関係も
落ち着きをみせてきて。
となれば、一歩進みたい気持ちも漂い。
そんなとき、二郎ちゃんにも転機が?
……という塩梅でしょうか。


取り上げられる食に関する色々も一層、
面白くなってきている本作ですが、
二郎ちゃんとみふゆ、ドクフラワーの今後も
見逃せなくなってきました。


では、収録の各お話の感想をざっくりと。

■生ビールと瓶ビール どっち飲む? 前篇・後篇

ビール好きなだけに、タイトルにとても惹かれ。
読み始めて間違いない! と実感なお話。


確かに居酒屋さんなどでジョッキと瓶、
どちらも置いてある場面はしょっちゅう見かけ。
うまいジョッキの生があればそれで良いのでは?
と、私も思っていましたが……
なるほど納得、な瓶ビールの世界。
一度、知ってしまうと、
瓶を頼んで試したくなってしまう魔力!


後篇は、転じてビールの奥深い部分へ。
キリン、アサヒ、サッポロ、という世界ではなく、
"クラフトビール"と言われる世界……
二郎ちゃんも衝撃を受けておりますが、
私も初めて飲んだときはショッキングでしたなぁ。


にしても、意外? な人物に救われた二郎ちゃん。
ひとつ成長できた感じですかねー。

■オムライス どこから食べる?

最近、この喫茶店のオムライスを良く食べておりまして。
それだけに、自分の食べ方を思い出しつつ……。


Link:ずう - 穴守稲荷/喫茶店 [食べログ]


おそらくは子どもの頃から親しむことが多いメニュー、オムライス。
二郎ちゃんのように自宅で食べることも多そうで。
……後半飽きる問題は抱えつつも、
人気の品目のひとつ、ではないでしょうか。
それだけに食べ方も人それぞれ……ながらも、
身近すぎて、あまりそういうところまで気がまわらなかったかしら、
なんてことを思ったエピソード。


ちょいと今度、試してみようかな、なんて思ったりもして。
カラーページも嬉しゅうございました!

■食器の配置 どうしてる? 前篇・中篇・後篇

定食などの食器の配置のお話。
二郎ちゃんのご意見はもっともで。
記憶はあいまいですが、
私も配膳されたあと、何だか並べ替えることが多いような……
食べにくさを感じて自然に、なので、
どうやっているのか、は、記憶にないのですけれど。
……ちょっと今度、意識してみよう……。


お話的にはここがまた、大きな転機になりそうで。
二郎ちゃんの先々を見据えた選択。
……そこに食器の配置が絡むとは、さすがこの作品で(笑)。


伝統は知った上で、という考え方はなるほど、納得。
にしても、結構、色々あるんだなぁ、
とお話を読みつつ思ったことでした。
基本、楽しく、美味しく頂ければ、だとは思います。
けれど、こういうココで描かれているような色々を知っておくと、
さらに楽しめそうな、そんな気もして。


これまた、興味深いエピソードでありました。

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