仙石寛子先生『お母さんとやっちゃん』竹書房 感想。
- 作者: 仙石寛子
- 出版社/メーカー: 竹書房
- 発売日: 2017/08/31
- メディア: コミック
- この商品を含むブログを見る
- 作者: 仙石寛子
- 出版社/メーカー: 竹書房
- 発売日: 2017/08/31
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログを見る
タイトル的に母子モノ??? と、
ドキドキしながら手に取りました。
実際は……温かな家族のお話でした(笑)。
可愛いお母さんと、
思春期の、ちょっと難しいお年頃を迎えた"やっちゃん"の日常のお話。
母親としての姿と少女っぽさを残すお母さんに
ちょいとばかし戸惑いを覚えつつ、軽く反発してみたりもするやっちゃん。
でも、基本はお母さんが好きで……と、
素敵な家族のカタチがここにある……そんな塩梅で。
基本、お母さんとやっちゃん、ふたりで進行するスタイル。
このあたりも二人のキャラクターを掴みやすくて○。
程よい塩梅でお父さんも登場したりして、
そこは良いアクセントになっているかと思います。
お気に入りは、
お母さんひとりで盛り上がってしまうようなエピソード、ですかねー。
なんでしょう。傍目からみて楽しいのだろうな、という。
やっちゃんから見たら、それが恥ずかしかったりもするのでしょうけれども。
んでもって、そんなところが好きだったりするから、
微妙な態度をしてしまったりして(笑)。
本当に可愛いけれど、
そこがちょいと困りものだったりするお母さんとの日々。
癒される一冊でございました。
こういうあたたかな作品、いいですね。
仙石寛子先生の次回作にも期待です。