押見修造先生『血の轍』第2集 小学館 感想。
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※第1話を読めます。
- 作者: 押見修造
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2017/12/27
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どうやってこの危機を乗り切り……というか、
ヤバいだろ、これ、と……。
うーん。現場にいた人が限られていただけに、
こうなるか……と納得はするものの。
背負うものが重くて。
表情のアップも効果的に用いられており。
単発でその絵だけみたのならば、
特段……という感じになりそうなのですが、
お話の流れで目に入ると、
どうにも不気味に見える不思議。
おそらくは、外からみるとごく普通の家族、な彼ら。
なのだけれど……
そんな生々しさが強化される、とでも申しますか。
このお話って、うまい落としどころはあるのでしょうか。
ハッピーエンドはまず、なさそうな気はしますが、
どういう着地点に持ち込むのか、
そこに焦点を絞りつつ楽しみますかねー。
次集は、接点を持ち始めた女の子が軸になるのかしら。
……嫌な予感しかしないので、
今回のエピソードでいったん、お役御免になって欲しいような……
恋心があるにしても、深入りしてしまうと
母上様の意外すぎる行動でのバッドエンドしか見えないですし。
この流れに素直に呑まれてしまうのか。
脱出をはかるのか……彼の判断に注視しつつ、かなぁ。
当面は流されてしまいそうな気もしますけど。
目が離せないですが、
それなりにメンタルに余裕があるときに読むようにしないと
思った以上に重いダメージのある作品でございます。
個人的には満足、な展開でございました。