池田邦彦先生『エンジニール 鉄道に挑んだ男たち』2巻 リイド社 感想。
- 作者: 池田邦彦
- 出版社/メーカー: リイド社
- 発売日: 2018/05/23
- メディア: コミック
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エンジニール 鉄道に挑んだ男たち (2) (SPコミックス)
- 作者: 池田邦彦
- 出版社/メーカー: リイド社
- 発売日: 2018/05/23
- メディア: Kindle版
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すっかりポチることを忘れていて……
ふと思い出してKindle版を購入いたしました。
鉄道工作課長・島安次郎さんを軸に、
日本の鉄道黎明期を描いたこの作品。
2巻で完結、でございます。
……もうちょっと長く楽しみたかったなー、という気持ちもありつつ、
丁度良いボリュームで読みやすいのでオススメもしやすいな、
というコトも感じつつ。
理想、というか、信条、というか。
そういうものを抱きつつ仕事に向かう姿が、
なんとも格好よく。
もちろん、鉄道まわりのお話も興味深く。
日本が発展していく過程での鉄道まわりの役割だったり、
熱量とでもいうか……そういうものを感じられて。
ただ、想いが強い、愛着があるだけに、
周辺との衝突も出てしまう島安次郎さんの……
なかなか難しいのね……と。
このあたりは、今も昔も変わらないところなのでしょうけれども。
次世代へ繋いでいく、そんな場面もあり、
なかなかグッとくるものがありました。
世代交代しながらも、受け継ぐものはしっかり伝えつつ。
より、良い未来へと……。
なかなか昨今ではイメージしにくいような気はするものの、
熱い時代の空気を感じさせてくれる、
『エンジニール』はそんな作品になっておりまして。
鉄道に興味がある方はもちろんのこと、
歴史関係が好きだったりする方にもオススメできそうな。
程よい量で、しっかり楽しませてくれるシリーズでございます。
今回もたのしかったですし、
池田邦彦先生の次回作にも期待、です!