感想温泉はてな亭

諸々、ふれたもの、こと、に関しての感想を記していきます。

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おおひなたごう先生『目玉焼きの黄身 いつつぶす?』12巻 KADOKAWA / エンターブレイン 感想。

おおひなたごう先生『目玉焼きの黄身 いつつぶす?』完結でございます。
読み始めたきっかけは、
セールでお安く読み始めることができたこと、
テーマが面白そうだったこと……というあたりだったかと思います。
読み始めてからは、発売日に買うようになりましたね。
セールはあくまできっかけで。
好きになってしまえば、早く読みたい! という気持ちが
価格差に勝るのがコミックスのような気がします。


これまで、グルメ関連の作品ってあまり読んだことがなかったのですが、
この作品は本当、身近で面白かったです。
扱っているものが”食べ方”であって、
それほど環境に左右されにくいものだったからなのかな、なんて思います。
美食系だったら、やっぱり行けなかったりしますからね。
食べ方の話であれば、楽に感情移入もできますし、
経験がなくても知識としてたのしく読めますし。


連載、おつかれさまでした、
と思いつつ、最終巻の感想をサラリと。

■料理にパイナップル 許せる? 前篇 後篇

主に酢豚のパイナップル問題!
個人的には違和感感じまくりですが、どうなんですかね。
実家も、あまりパイナップル系は出てこなかった気もするし……。
年齢を重ねた今であれば、ちょっと違った受け入れ方もできるのかしら。


お話としては、
よく言われる話題も取り扱っていて、かなり面白かったです。
そういう反論があるとは……と。
一悶着が熱い作品、ですよね。

■握り寿司 箸で食べる? 手で食べる?

お寿司をどう食べるか? と言われると
「手だろ!」と即答したくなりますが、
胸に手を当てて思い起こしてみれば、
スーパーの半額寿司を箸で食べていたな、そういえば(^_^;)。
二郎ちゃんの葛藤が、これまでの成長を感じさせた、
そんなお話でした。

■手で食べることに意味はある?

いつか試してみたいこと、ですね。
まぁ、一人暮らしですし自宅で試してみればよくね?
ということになりそうではあります(笑)。
それにしても、ここまで色々と理由があったとは、
と驚きながら読み進めました。
たしかに、おにぎりを食べるにしても、
炊きたてご飯の熱さであったり、
冷えたご飯独特の湿気やら、ひんやりした感触からの
歯ごたえ……などなど、
味、として感じる感覚が色々あるよなぁ、と、
改めて感じたりしましたです。


とりあえずは、気軽に自宅で手づかみカレー、
実践してみようかなぁ。

■披露宴の料理 なににする?

人生のターニングポイントでの食事をどうしようか、
という……
二郎ちゃんもさすがにつっかかったりせずに
悶々としている感じではございますが、そこがまた、
ここまでのお話が伏線となっている印象で
好感触、でありました。

目玉焼きの黄身 いつつぶす?

ついに完結。
色々、本当に色々ありながらもここに帰ってくる、
というのがジンときました。
将来のこと、稼ぎのこと、などなど
様々な不安もありつつ、それを乗り越えてここまでたどり着いた
二郎ちゃんとみふゆさん。
そして、このエピソードですから、
そりゃあ、たまらない、というものです。


素敵な、腑に落ちる着地点でした。
ふたりのハッピーな今後を願いつつも、
おおひなたごう先生、連載おつかれさまでした。
次回作も楽しみにお待ちしております。

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