犬上すくね先生『東京No Vacancy』3巻 白泉社 感想。
出張先でホテル難民になりながら、
一夜限りの恋と巡り合う山梨くんのお話。
この3巻で完結、です。
今回の出会いは、キャバクラのお姉さん、
CAさんがメイン。
何だかんだで色々と出会えたり、
人とつながりがもてたりするのは
厄介事を避けないで関わっていく、
そんな山梨くんの性格も関係あるのでしょうか。
いつもの出会いと別れ、もありますが、
さすがに最終巻、ということもあり、
山梨くんの過去振り返りパートもありつつ……
やっぱり、落ち着きたいですよね(^_^;)。
144頁
「いろんな人に頼って
助けてもらったよ俺は
だから君も
そうやって乗り越えてほしい」
というセリフは、ちょっと良かったです。
意外と、人に頼る、って難しくて。
そのあたり、ちゃんと出来るようになったら、
色々と見えてくるのかなぁ、なんて、
新生活に臨む山梨くんをみつつ思ったりして。
基本的には都合の良い話、と言えるものなのですが、
山梨くんが憎めない雰囲気で"おとぎ話"、楽しめました。
こういう作品もたまにはいいな、と。
犬上すくね先生、連載おつかれさまでした。
次回作も楽しみにお待ちしております。