桜玉吉先生『日々我人間』2巻 文藝春秋 感想。
桜玉吉先生の新刊がリリース。
相変わらずの密度の濃さで、
読むのも随分時間がかかってしまい。
1ページの情報量が
他の作品よりもぎゅっと詰まっている印象で。
お話としては1ページ完結の日常エピソードが盛りだくさん。
ムカデの話あり、温泉の話あり、
虫の話あり、ムカデの話あり、
コンビニの話あり、ムカデの話あり……
みたいなイメージで、本当に日常密着で、
それ故に面白い切り取り方をした日々のかけらに
心癒やされる、とでもいうのか。
描かれているのは日常、なのですが、
そこにホッとする。
つい、読んでしまう。
そういう魅力があって。
俳句ちっくな漫画、とでも言うのかしら。
いわゆる4コマ漫画が近いのかもですけれど、
微妙に違った……風情のある作品に仕上がっております。
365回過ぎたら、
うまく再構成して
『日めくり365日! 日々我人間!』とか
出して欲しいところです。
5,000円くらいまでなら出せるかな……
クラウドファンディングなどでどうかしら(^_^;)。
ということで、今回も楽しゅうございました。
できるだけ早めの読了を、ということで読み進めましたが、
可能であれば、じっくり、1日1、2頁などのペースで
まったり楽しむのがオススメな気がします。
ディープな新聞漫画の雰囲気を、個人的には感じていて。
毎日読んで飽きない、そんな?
ランダム読み、季節読み、テーマ(台風、ムカデ、車等々)別、
とか簡単に出来ると、また面白そうなのですけどねー。
ともかく! 楽しゅうございました。
次はいつになるのかなー。
ページ数少なくなっても良いので、
早めに出てくれた方が嬉しいかも、というのが
ひとりのファンの想いだったりもしますけれど……。