感想温泉はてな亭

諸々、ふれたもの、こと、に関しての感想を記していきます。

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シギサワカヤ先生『未必の恋』白泉社 感想。

未必の恋

未必の恋

Link:楽園|白泉社


『楽園』連載分は一通り追っていたのですが、
今回、新刊発売ということで改めて
単行本のカタチで通し読み。


なんというか、罪深いお話……ですよねぇ。
さくっと言ってしまえば不倫関係のお話なのでありますが、
うしろめたさはもちろんのこと、
平気そうにみせかけて、
その実、もう居ても立ってもいられないようなところまで
なってしまった気持ちの感じが、なかなかキます。


どんどん、抜けられないところに落ち込んでいく様も、
見応え充分です。
一線を越えてしまうあたりの葛藤であるとか。


途中のWEB増刊分の短編? がまた、
ほどよく重い本編の緩衝材みたいになっており、
単行本としてよくまとまっているように思えました。


ただ……私は通勤電車で読みましたが、
自宅でゆっくり、
の方がなにかと落ち着いて楽しめる作品だとは思います。
やっぱり、女性が隣に座ったりすると落ち着けないですよぅ。


ということで、
シギサワカヤ成分満載な新刊となっておりました。
満足♪


折角なので『箱船の行方』とのあわせ読みも
やってみたいところですね。
『未必の恋』の二人のお話ですので、こちらも。
箱舟の行方 (ジェッツコミックス)

箱舟の行方 (ジェッツコミックス)

あと、あれですな。
おしるこドリンクのみたい、的な意味で、
ファムファタル』再読したい気分……冬まっさかり……。
ファムファタル 1―運命の女 (電撃コミックス)

ファムファタル 1―運命の女 (電撃コミックス)

ファムファタル 2―運命の女 (電撃コミックス)

ファムファタル 2―運命の女 (電撃コミックス)

ファムファタル 3―運命の女 (電撃コミックス)

ファムファタル 3―運命の女 (電撃コミックス)

【追記】
そいえば、この作品、
KANさんの『Girlfriend』のイメージに合うかもなぁ、
と、なんとなく。

東雲

東雲

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