売野機子先生『薔薇だって書けるよ-売野機子作品集-』白泉社 感想。
- 作者: 売野機子
- 出版社/メーカー: 白泉社
- 発売日: 2010/03/26
- メディア: コミック
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後ろにまわしてしまっていたみたいでして。
未読のものをまとめておく、等、対策を考えないと
積みが増える一方ですね(;^_^A。
ということで、感想をざざっと。
『薔薇だって書けるよ』
表題作です。
ヒロインかわいーな! なんてお気楽に読み始めたら、
なかなかに重い話になってきて驚きました。
最後は落ち着きましたし、
タイトルに納得、な感なのでホッとしましたけれど……。
付き合ったり、結婚したりすると、
やっぱり、こう、問題が発生しちゃうものなのかな……。
嘘を告白するシーンはこぱずかしかったですれけど、
なんだかとても、良かったです。
『オリジン・オブ・マイ・ラヴ'98』
これ一本だと、ちょっとピンとこなかったですね……。
『日曜日に自殺』
冒頭読んだ時点では、
うわ、あまり私好みではなさそう! などと思いました。
ですが、終盤の8頁はグッときましたねー。
タイトル通り、自殺したあとのお話で、
少々ファンタジー風味、なのですけれども、
現世で死を悼む女の子とのやりとりが良いのです。
『オリジン・オブ・マイ・ラヴ'09』
やっと関係性に気がついて悶々。
『遠い日のBOY』
「誰でもよかったのに
誰でもよくなくなるのさ」
というセリフにやられました(笑)。
なんというか、心の奥に入り込んでくる作品が多い印象。
『オリジン・オブ・マイ・ラヴ』
シリーズのオチ。
みんな、お互いの気持ちにきがついて、
どうなるのかなぁ……。
『晴田の犯行』
片思いは辛いけど、いいよね。
そんなことを想いつつ、読み進めました。
どうにもセツナイ。
まとめ。
若干ファンタジー風味の入る作品が多く、
私的にはとっつきにくい印象を当初、うけましたけれども、
読み進めるうちにグイグイ抉ってくるので
最後には気にならなくなっていました(;^_^A。
食わず嫌いはいけませんね!
絵も綺麗で、お話もわるくなく。
あと、表紙の出来が素晴らしい!!
本としての完成度も、持っていて嬉しい仕上がりなので、
是非、多くの人に、手にとってみてもらいたいところ、です。
表紙をはずしたとき、ゾクリ、としました。
……中身を読んでからの方がよさげ、ですけれども。
- 作者: 売野機子
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