押見修造先生『ぼくは麻理のなか』8巻 双葉社 感想。
- 作者: 押見修造
- 出版社/メーカー: 双葉社
- 発売日: 2016/05/09
- メディア: コミック
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- 出版社/メーカー: 双葉社
- 発売日: 2016/05/09
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麻理さんの過去、家族関係に入り込みはじめて。
放心状態の麻理……小森くんも麻理さんも中にいないような。
世話をする母親にも限界が近づいてるようで。
依さんも動きだし、なんとか麻理さんも戻り始めたものの、
母親の方が……。
「ふみこ」が誰を指すのかも明らかになり。
それ故に、過去、家族関係がどのようなものだったのか、
麻理さんのこれまでの気持ちはどうだったのか、
とても気になるのでした。
麻理さんの中の小森くんがみた夢。
その後の不意のつぶやき……も、ね。
小森くんと依さんの関係はかなり近づいたものの、
麻理さんの存在は薄れてきているようで。
ここから麻理さんは持ち直せるのかどうかであったり、
小森くんが今後どうなるのか、だったり。
まだまだ気になるコトは山盛りでありまして。
次巻が待ち遠しくなる、そんな8巻でありました。
特に最後の場面は先が気になって仕方ない感じで……。
そういえば8巻では、
麻理さんの母親の表情がとても印象に残りました。
平時から狂気に移る、その様。
下手なセリフよりも感情が伝わる感じがしまして、
凄いな、と……見応えがございました。
お話も動き出しておりますし、
既刊を読み返して復習もしつつ、
続くお話を待ちたいと思います。