感想温泉はてな亭

諸々、ふれたもの、こと、に関しての感想を記していきます。

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押見修造先生『ぼくは麻理のなか』8巻 双葉社 感想。

お話はさらに、
麻理さんの過去、家族関係に入り込みはじめて。


放心状態の麻理……小森くんも麻理さんも中にいないような。
世話をする母親にも限界が近づいてるようで。
依さんも動きだし、なんとか麻理さんも戻り始めたものの、
母親の方が……。


「ふみこ」が誰を指すのかも明らかになり。
それ故に、過去、家族関係がどのようなものだったのか、
麻理さんのこれまでの気持ちはどうだったのか、
とても気になるのでした。


麻理さんの中の小森くんがみた夢。
その後の不意のつぶやき……も、ね。


小森くんと依さんの関係はかなり近づいたものの、
麻理さんの存在は薄れてきているようで。
ここから麻理さんは持ち直せるのかどうかであったり、
小森くんが今後どうなるのか、だったり。
まだまだ気になるコトは山盛りでありまして。
次巻が待ち遠しくなる、そんな8巻でありました。
特に最後の場面は先が気になって仕方ない感じで……。


そういえば8巻では、
麻理さんの母親の表情がとても印象に残りました。
平時から狂気に移る、その様。
下手なセリフよりも感情が伝わる感じがしまして、
凄いな、と……見応えがございました。


お話も動き出しておりますし、
既刊を読み返して復習もしつつ、
続くお話を待ちたいと思います。

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