伊緒直道先生『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。@comic』３巻 小学館 感想。

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。＠ｃｏｍｉｃ（３） (サンデーGXコミックス)

待望のKindle版リリース……ということで、早速購入です。
３ケ月待ちはさすがに長い……
もちっと早めに出してくれると有難いのですケド……
ま、それはさておき。


コミカライズの３巻め。
川崎沙希不良化問題に、ガハマさんとの一件、
戸塚とのデート（？）、わんにゃんショー、
誕生日プレゼント選び、陽乃さん登場……と、
エピソードてんこ盛りとなっておりますが、
@comicの特徴は由比ヶ浜の描き方、ですね。


すんごく印象深く、素敵な間をもって描かれています。
驚きながらページを捲りました。
先のお話は原作も読んでいますし、
知っている流れの筈なのに、とてもドキドキする、という。
なるほど、コミカライズの意義、って
こんなところにあるのね、と痛感しつつ読み進めました。
セリフだったり場面はほぼ同じなのに、
切り取り方、コマの見せ方、セリフの間、
これらで感触が結構、変わってくるんだな……と。
ガハマさんの気持ちだったり、
ヒッキーの過剰反応とでもいえそうな悲観した切り捨て方だったり。
……でも、その後も何気にきになったり……
そういう微妙な感覚。
原作や、もうひとつのコミカライズともちょっと違った手触りで
面白いです。
ここまでとは……。


ガハマさんのエピソードに力を入れたことについては
あとがきにも触れられていますので
相当意図的だったのだとは思いますけれども、
個人的にはかなり成功だったのでは、感じました。
一気に由比ヶ浜党に傾きましたし(^^;)。


原作を考えるとまだまだ先はありそうですし、
アニメの第２期も控えております。
コミカライズ２作品もそれぞれの良さを活かしつつ、
盛り上がってくれればと思う次第でございます。

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。＠ｃｏｍｉｃ（３） (サンデーGXコミックス)

……もひとつのコミカライズは"妄言録"ね。

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。?妄言録? 4巻 (デジタル版ビッグガンガンコミックス)