感想温泉はてな亭

諸々、ふれたもの、こと、に関しての感想を記していきます。

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大西巷一先生『乙女戦争 ディーヴチー・ヴァールカ』5巻 双葉社 感想。

攻城戦の飢餓状態をなんとか生き延びたシャールカ。
なんとか体調を戻し、ペストから生還したガブリエラと再会を果たしたものの、
ガブリエラはアダム派に呑まれており……。


5巻はフス派とアダム派のお話が中心でしょうか。
そこにシャールカとガブリエラの関係も絡んできて、と。
今回はアダム派のこともあり、結構えろーんな場面で出て参りまして、
電車で読んでいるとちょっと落ち着かない感じで。
お話の流れの中では何か異様な雰囲気が漂っていることも感じられ、
悪くない場面、なのではありますけれど(^^;)。
表紙の印象も強いですが、
そのまま、イメージするような場面も出て参りまして、
なんだかドキドキ、です。
シャールカ可愛い。
結末自体はちょっと辛いのですけれども。
宗教絡みの争いですから、仕方ないのでしょうけれども。


巻末の解説もいつものように充実。
きっちり創作部分についてはコメントが入っているのも好感触でして。
こちらを読んでから読み直すと、
また味わいが違ってくるかも、です。


次巻予告には気になる文言……んー、まさか次で着地、
なんてことになるのかしら。
十字軍との戦いもまた本格的に動き出しそうですし、
見逃せない6巻になりそうですね。

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