感想温泉はてな亭

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水上悟志先生『戦国妖狐』2巻 マッグガーデン 感想。

戦国妖狐 2 (BLADE COMICS)

戦国妖狐 2 (BLADE COMICS)

2巻の軸は闇喰い人・雷堂斬蔵。
刀の使い手……1巻の最後、ちらりと登場していた人物。


迅火と斬蔵との対決はかなり迫力もあり。
あの迅火が追い込まれる様にはハラハラさせられます。
斬蔵は霊力が強い、というよりも人として強い感があり、
そこがまた、迅火の気持ちを揺さぶるのよね。
闇と人間のあいだにいる迅火が、
今後、どう変わっていくのかは楽しみで。


斬蔵の妹の話は、どうにも辛く……
灼岩が力を発揮したのは良かったのですけれどね。
もちっと上手く立ち回れなかったのかなぁ? などと思いつつ。


断怪衆の刺客は……ちと強すぎるような……
いきなりラスボスが顔をみせた、そんな?
どのあたりで決着つくのかしら……
たまの話からすると、
終盤までもつれそうな雰囲気ではありますけれども。


ということで、
斬蔵の登場、対決、妹登場……という、
雷堂斬蔵づくし? な2巻なのでありました。
1巻は諸々の世界観が整理され、
2巻はこれからの大きな目標が示されて。
よっしゃー! ここからだ!!
と、そんな塩梅でありましようか?


戦闘シーンも面白いのですが、
人と闇(かたわら)の色々な関係性も見どころで。
もちろん、人を喰らう、という場合もあるのですけれども、
それなりに上手くやってる場合もちらちらと見え。
このあたりにも注目しつつ、
先のお話、楽しんでいきたいと思うのでありました。
素敵なシリーズに出会えると、
何か、毎日が楽しくなって良いですね。

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