感想温泉はてな亭

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水上悟志先生『戦国妖狐』17巻 マッグガーデン 感想。

戦国妖狐 17 (BLADE COMICS)

戦国妖狐 17 (BLADE COMICS)

ついに締めに到達、『戦国妖狐』。
満喫させて頂きました。


千夜と迅火の戦いは熾烈を極めるのですが、
根のところには"迅火を助ける"という目的もあり。
そのためなのか、
普通の勧善懲悪バトルとは異なる雰囲気が漂いまして。
だからと言って、手を抜いてはあっという間にやられる訳で……
なんとも、な。


幽界干渉から迅火が正気を取り戻す場面は、
あっさりしつつも、
それだけに心に響くものがあり。
特に、たまとの再会は……
例によって、電車の中で読むものではありませんでした(笑)。


後日談的なエピソードも、なかなかによく。
個人的には真介が止めを刺しに行くのが、
どうにもしっくりこなかったのですが……うーん。
ともかく、決着をつけておきたいひとり、
だったのは間違いのないところだったのでしょうけれど。


千夜と月湖のお話も……
多くが語られる訳ではないものの、
ゆったりとした日々をおくれたのかしら、と思える感じで。
思わずホロリ、とさせられそうになるカットもあり。
ここまで読んでいて良かったな、と
しみじみ思った次第です。


千夜、迅火、ムドのその後もまた、
らしい感じでなんとも。
ちょいとばかし、たまの姿もみてみたかったですけれど(^^;)。
なんというか、男の子の夢、だなぁ、
とかなんとか思ったことでございました。


ということで、全17巻、目一杯楽しませて頂きました!!
最高にワクワクするお話でありました。
また、機会をみつけて読み直してみようかと。
素敵な作品を送り出してくれた水上悟志先生に感謝しつつ、
新作を楽しみに待つことといたします。

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