感想温泉はてな亭

諸々、ふれたもの、こと、に関しての感想を記していきます。

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三部けい先生『僕だけがいない街』9巻 KADOKAWA/角川書店 感想。

有楽町の書店にて仕事帰りに購入。
発売日よりちょっと早めに出ていたみたいで……。
8巻のあとがきで予告のあった外伝です。
主要登場人物の雛月、ケンヤ、佐知子さん、アイリと
悟の関わりについてのエピソード集。


読んでみますとさすがに本編に入れるのは難しそうで、
それでいて大事そうなお話で……。
本編を別視点で見る感覚が楽しいです。
雛月の気持ちをであったり、
ケンヤの小学生時分からの考えの変化や
キーポイントとなるコトだったり、
佐知子さんからみた子どもの悟であったり。
そして、アイリね。


ものすごい感動がー、という感じではなく、
静かに隙間が埋まる感覚……でしょうか。
すこーしだけあった消化不良感がコレですっきりした、
そんな読後感でありました。
あぁ、完結したんだ、と。


何やら新連載準備のお話もあとがきにあり、
今後の三部けい先生の活躍にも期待したいところ!
ネパール滞在のお話も最近リリースされましたけれど、
ますます楽しみに……って、
とりあえず、三部けい先生、連載お疲れ様でした。
新作、楽しみにお待ちしております。

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