感想温泉はてな亭

諸々、ふれたもの、こと、に関しての感想を記していきます。

スポンサーリンク

今村陽子先生『sunny[サニー]』少年画報社 感想。

sunny (ヤングキングコミックス)

sunny (ヤングキングコミックス)

sunny (ヤングキングコミックス)

sunny (ヤングキングコミックス)

随分前に購入し、何度も読み直しているのですけれども、
枕元に置いていたついでに改めて……。


所謂、同居系のお話です。
兄夫婦が事故で亡くなった為、
高校3年生の姪"あきら"の保護者として一緒に住まうこととなったハル。
しかし、あきら一人かと思いきや、
既に同級生の郁(親が海外赴任)、絹子(自宅が火事で……)が同居済み。
結局は女子高生3人と、
彼女らの卒業までの3ケ月を一緒に過ごすこととなるのでした。


もちろん、彼女らとの生活も重要なのですけれども、
もうひとつ大事なところが兄夫婦とハルの関係。
第1話の終盤、あきらのセリフに
「なんでわたしがハルと暮らしたかったかというとね…
ママの好きなひとをみてみたかったんだ」
とある通り、義姉との関係が、少し微妙なんですよね……
また、兄との間も。


同居を続ける中で思い出だったり、
忘れ形見のあきらと向かい合い、心の整理をしていく様が、
何ともグッとくる、と申しますか。


描かれている日常も素敵で。
失恋した絹子をなぐさめるべく、
夜の散歩に出たときのハルのセリフ
「黙って 頭冷やして ぼーっと月見ながら歩いてると
片思いもいいものだって 思えるかもしれない」
などは、心に刺さった、というか。


目だった山場があったりはしませんし、
派手さには欠けますし、さらりと1巻完結なのではありますが、
全体の雰囲気の良さであったり、明暗のバランスもよく。
楽しめる1冊になっているかと思います。
若干、対象年齢は高めかも、ですけれど。


また、機会がありましたら読み返してみようとおもいます。
そういう作品なんですよね、これ……。
ひとよひとよに乙女ごろ (ヤングキングコミックス)

ひとよひとよに乙女ごろ (ヤングキングコミックス)

“感想温泉はてな亭”は
amazon.co.jpを宣伝しリンクすることによって
サイトが紹介料を獲得できる手段を提供することを目的に設定された
アフィリエイト宣伝プログラムである、
Amazonアソシエイト・プログラムの参加者です。