高舛ナヲキ先生『ジグソークーソー 空想地図研究会』1巻 幻冬舎 感想。
ジグソークーソー 空想地図研究会 (1) (バーズコミックス)
- 作者: 高舛ナヲキ
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2016/06/24
- メディア: コミック
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ジグソークーソー 空想地図研究会 (1) (バーズコミックス)
- 作者: 高舛ナヲキ
- 出版社/メーカー: 幻冬舎コミックス
- 発売日: 2016/06/24
- メディア: Kindle版
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ということでダウンロードしてみた『コミックバーズ』。
たとえKindle読み放題サービスで定額、とは言っても、
新しい作品との出会いがあるかも……ということで、
せめて各作品の最初のページくらいは確認を……と、
目次から辿ってみました。
コミックバーズ 2016年09月号 [雑誌] (バーズコミックス)
- 作者: バーズ編集部
- 出版社/メーカー: 幻冬舎コミックス
- 発売日: 2016/08/10
- メディア: Kindle版
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この『ジグソークーソー』なのでした。
描き下ろし出張掲載、とのことなので、
本当、偶然の出会いもいいところで。
おまけに、テーマは"暗渠"。
『東京自転車少女。』でも扱われていたこともあり、
興味深く読み進めることが出来。
んでもって、1巻が発売中、かつKindle版がある。
とくれば、読まない手はないですよね。
頭脳派、成績優秀、されど性格に難ありな杜子ダイチ。
主席入学した者がサークル新設の許可を取り仕切る伝統があるようで、
ダイチもその責務を果たしていたのですが、
持ち前の性格で厳しい結果を出し続け……。
そんな最中に現れた高身長、巨乳、地図好きな塔元チリエ。
衝撃の出会いと、無神経なスキンシップ? に押され、
地図の面白さとチリエにも惹かれていって……。
キャラクターも良いのですけれども、
何よりも本作品の特徴である地図読み? がとんでもなく面白く。
埋立地、河川、神社仏閣に地名などから読み解いていく様が
本当、気持ち良く。
ちょっと、地図観てみようかしら、と思わせる力に満ちていて。
「地図ってオモシロイんだよ」というのがギュギュッと詰まっていて。
こんな作品、久しぶりに出会った気がします。
お話としては、やはりダイチとチリエの関係が
今後どうなるのかが気になりますね。
それだけに、眼鏡姿でダイチをスルーしていったチリエが少々、
ひっかかる訳ですが……。
そいえば、北海道から東京に出てきて驚いたのは、
住宅街を散歩していたら普通に行き止まりに当たることで。
地元って、どこかしらには道は通じていて。
あったとしても、行き止まりは山に続く道だったりしまして。
でも、東京って個人のおうちがあって終了、的場面が多い印象で。
それこそ「昔から住んでいたから」なのだろうなぁ、
とは想像するのですけれども。
北海道はやっぱり、あとから計画的に街を作っているようなところ、
あるでしょうから行き止まりが少ないのかしら、なんて。
と……個人的な体験も刺激する、
ここ最近では新鮮な感覚に満ちた作品でありました。
ああー、これはどんどん先を読みたくなりますが、
1巻発売もここ数ヶ月の話なので、
次巻はまだまだ先っぽいのよねー。
悶々とした日々が続きそうです。ギギギ……。