感想温泉はてな亭

諸々、ふれたもの、こと、に関しての感想を記していきます。

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増田里穂先生『フミキリ、君の手、桜道。』集英社 感想。

フミキリ、君の手、桜道。 (マーガレットコミックス)

フミキリ、君の手、桜道。 (マーガレットコミックス)

例によって、毎朝のKindle新刊チェックをしておりましたら、
目に入ってきたこちら。ほー、よくあるお試し系……しかし、
なかなか惹くところのある表紙だなぁ……増田里穂先生か……
検索してみるか、という流れで行き着いたのが、
『フミキリ、君の手、桜道。』なのでございました。
そのまま1-Click直行で、通勤電車内にて読みまして。


収録作品は、
表題作の『フミキリ、君の手、桜道。』をはじめ、
『サマーカプセル-キミのヒトミに映るもの-』
『たとえば、空にクジラが飛んで。』『ボーイフレンド』
の4作品。
それぞれに色があり、面白い短編集となっています。
表紙にピンときたらまず、読んで間違いないのでは、と。
とりあえず、上に挙げたお試しで雰囲気を掴めばなおヨシ、
という感じでしょうか。


近々、新作のKindle版も出るようなので、
そちらも要チェックでございますね。
紙ではリリース済みか……ギギギ。
スタンドバイミー・ラブレター (マーガレットコミックス)

スタンドバイミー・ラブレター (マーガレットコミックス)

では、各作品の感想を軽く。

『フミキリ、君の手、桜道。』

中学2年生、14歳、という多感な年ごろな渥見こはく。
身体と心の変化に戸惑いつつ、
ちょっとずつ、通学経路が一緒の戸谷くんが気になり始めて。
青春炸裂、な、たまらない作品ですね。
これに出会えただけでも、この本を買った価値があったかも。

『サマーカプセル-キミのヒトミに映るもの-』

タイトル的に、何かタイムカプセルみたいな塩梅かしら?
と思いきや、確かに過去に絡むモノではあったけれど、
かなり方向性が……でした。
ドキドキしながら読み進めつつ、締めはスッキリ、で。
読後の感じは悪くなかったです。

『たとえば、空にクジラが飛んで。』

日常の中にファンタジー色が少々紛れ込む感じが〇、でした。
互いの関係性にモヤモヤしながらも、
こういう作品がまた良いんですよねぇ(^^;)。

『ボーイフレンド』

ちょいと切ない感じで。
でもなぁ、こういうの気持ち、
近しいものが遠い昔、あった気がしないでもなく。
悶々、頭の中でぐるぐるしてしまうような。
結果はどうあれ、恋って良いですよねぇ、などと、
思ってしまうのでありました。

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