沙村広明先生『波よ聞いてくれ』４巻 講談社 感想。

Link:波よ聞いてくれ/沙村広明 - モーニング・アフタヌーン・イブニング合同Webコミックサイト モアイ

波よ聞いてくれ(4) (アフタヌーンKC)

波よ聞いてくれ（４） (アフタヌーンコミックス)

ここまでに蒔いた種が……分岐しはじめた第４巻。
それぞれ、気になるお話でありますが、
さらに細かいプロ野球ネタなどが散りばめられ。
それでいてシリアスな場面もあったりで、
本当、腹筋が鍛えられます。


ミナレさんはラジオ方面へ突き進みつつも、
現状もなんとか……な塩梅で(^^;。
気持ちはわかりますが、スープカレーのお店の方も
複雑な人間関係になってきており、注目ポイントのひとつ。
城華さんが台風の目、ですね。


AD瑞穂ちゃんと構成作家・久連木さんの間が直近の肝？
後半がここらあたりに割かれていて……
やはり、恋なのか……。
久連木さんの方は、自らの志望もあって動き出す訳ですけれども、
瑞穂ちゃんやらミナレさんはどう対応するのか、
見ものでありまして。
ミナレさん自体は、色々あった感じから、
久連木さんの希望を後押しなのかなぁ？　なんて単純に思ってしまいますが、
そう簡単にいくのかどうか。


小ネタ的には、やはりラジオものがそこいらにある訳ですが、
なぜかSTVラジオがまんま登場してびっくり(笑)。
好きな局ですし、アイヌ語ラジオ講座も確かにやっていますけれど。
ファン的には嬉しいものの、他がちょいと弄ったカタチでの登場なだけに、
何故？　という感じも強く。
ムムム。


茅代さんとミナレさんの間も気になる、といえば気になるところで。
一応は直接対決？　もありましたし、
事あるごとに絡んできますし、
まだまだ山がありそうな雰囲気。


と、見どころがある程度定まってきて、
それぞれが動き出す……そんなところでしょうか。
まさかの久連木さんが軸になって動きそうな次巻。
これは期待するな、という方が無理な話で。


はぁ～、早く続きを読みたいです！！