感想温泉はてな亭

諸々、ふれたもの、こと、に関しての感想を記していきます。

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竹宮ジン先生『想いの欠片』2巻 白泉社 感想。

想いの欠片 2

想いの欠片 2

表題の『想いの欠片』と『Love&Piece』後半、
同人誌発表というBL作品を収録した今回ですが、
相変わらずのキツさというか抉り、です。


所謂、ガールズラブ、百合、というと、
なんだか勝手にふんわりした優しい雰囲気を
イメージしてしまう私なのですけれど、
そういうのは甘いぞ! ということをビシッとみせてくれる、
そんな作品になっています『想いの欠片』。
恋するのは厳しいけれど、素敵なんだなぁ、と、
中年ながら、読みつつ思ってしまったことでした。


58頁の
「恋なんて やろうと思って始めるもんでもないでしょ?
 気付いたときには おちてるものよ」
というセリフ。よかったなぁ。
キツイ場面も多いのですけれど、
こういうのがあると、一層、グッときますよね。


『Love&Piece』の方はちょっとキビシイ結末でしたが、
それでも強く生きていく様は素敵だな、と思いました。
一歩踏み出す気持ち、ですかね。


次作にも期待、です。

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