竹宮ジン先生『想いの欠片』2巻 白泉社 感想。
- 作者: 竹宮ジン
- 出版社/メーカー: 白泉社
- 発売日: 2013/05/31
- メディア: コミック
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同人誌発表というBL作品を収録した今回ですが、
相変わらずのキツさというか抉り、です。
所謂、ガールズラブ、百合、というと、
なんだか勝手にふんわりした優しい雰囲気を
イメージしてしまう私なのですけれど、
そういうのは甘いぞ! ということをビシッとみせてくれる、
そんな作品になっています『想いの欠片』。
恋するのは厳しいけれど、素敵なんだなぁ、と、
中年ながら、読みつつ思ってしまったことでした。
58頁の
「恋なんて やろうと思って始めるもんでもないでしょ?
気付いたときには おちてるものよ」
というセリフ。よかったなぁ。
キツイ場面も多いのですけれど、
こういうのがあると、一層、グッときますよね。
『Love&Piece』の方はちょっとキビシイ結末でしたが、
それでも強く生きていく様は素敵だな、と思いました。
一歩踏み出す気持ち、ですかね。
次作にも期待、です。