感想温泉はてな亭

諸々、ふれたもの、こと、に関しての感想を記していきます。

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『月刊ドラゴンエイジ』2018年2月号 KADOKAWA/富士見書房 感想。

ドラゴンエイジ 2018年2月号

ドラゴンエイジ 2018年2月号

2018年、最初の『月刊ドラゴンエイジ』でございます。
……って、もう新しい号が出てますが、
まずはこちらから。


生活のリズムが崩れてしまって、なかなかペースを戻せなくて。
読んでいる量はそれほど変わっていないのですけれども、
感想を何故か書けない、という……何なんですかね。
むむむ。
今の体調に合ったパターンを作りたいところでございますが。


ともかく。


読み始めて、まずは驚き。
確かに『ヂルチ』単行本のあとがきで"近いうち"とはありましたが、
こんなに早いとは(笑)。
もちろん、ファンとしては嬉しい、の一言。
的良みらん先生の新連載『黒姉インソムニア』がスタート!
ぽつぽつ、チェックしていた作品が完結していた今日この頃でしたので、
ありがたいですね。


他作品も安定の出来栄えでございました。


ではでは、またも発売から時間が空いてしまいましたが、
『月刊ドラゴンエイジ』2018年2月号、読んだ作品の感想でございます。

的良みらん先生『黒姉インソムニア

第1夜"黒い女"[BLACK SISTER]


物書きを志す高校生・倉雨樹。
喫茶店でアルバイトをしながら勉学に励む日々も、
ある日、店内で不思議な感覚に気がつき……。


都市伝説"不眠症候群"から始まるお話。
初回なので、もちろん謎な部分は多いのですけれども、
結構、入りやすい印象を持ちました。
組織がいろいろとあって……みたいなタイプではなさそう?


タイトルからもうっすら、ですが、
幼馴染? なお姉さんも強力に絡んできそうで、
これまた期待でございます。
年上ヒロイン、良いですよね!!
ただ、単純に味方になってくれるのかどうか、まだわからないですし、
どういう形になるのかは見どころのひとつになりそうですね。


んでもって"インソムニア"って何かしら……と検索したところ、
作品の鍵になる"不眠症"を指すようで。


Link:不眠症 - Wikipedia


注目の新作、ですね。

佐藤ショウジ先生『トリアージX』

CACE:7 Fatal disease XXX RESTART


窮地脱出、の回。
お話の長さはないですけれども、
ここから反転攻勢、な感じはよく出ていると思います。


なんとかなる、そんな期待は持てそうな展開になってきたかな、と。

武田弘光先生『マケン姫っ!-MAKEN-KI!-』特別編

「碓君 覇王への道(妄想)その8」


ちょいとひと休み、で、碓君シリーズです。
今回は銭湯の番頭さん、という理想的? なポジション。
そして登場するヒロインは先生方、と、完璧な布陣でありまして。
……というか、春姉などの主軸なところには
おまかせできない展開ですね(笑)。
ムッチリ、満喫、大満足でございました。

■原作:滝沢慧先生/作画:草壁レイ先生『非オタの彼女が俺の持ってるエロゲに興味津々なんだが』第20話



瑠璃さんとの出会いのお話も明らかになりつつ。
小田桐くんの悩ましい立場がさらに際立つ、とでも申しますか。
何だかんだ、水崎さんへの気持ちは不動のようではありますけれど、
過去のつながりからも、瑠璃さんとは適度な距離は保ちたいところで。
どういう身の振り方をするか、注目でございますね。

■ビリー先生『シネマこんぷれっくす!』10本目

ブルース・リー バイフラワー」


わりかし武闘派なエピソード?
ということで、花さんメインのお話でございます。
部外の方に誘われ、
花さんの意外な才能が見えたような、そうでもないような(笑)。
良い塩梅の繋がりができたのはよろしゅうございました。


映画のお話も相変わらずで、
お話に沿った作品がガシガシ織り込まれ。
さすがの面白さ。
……いい加減、紹介作品のひとつくらい、
観ておかんとなぁ。

■原作:ふみー先生/作画:影崎由那先生『魔女の家 エレンの日記』第8話



闇に引き込まる、とでも申しますか。
ヴィオラが救いの光になるかと思いきや、エレンの術中に。
罪悪感的なものにも付け込まれて。


読んでいてシンドイですが、
それがまた、作品の面白さ、なんですよね。

■原作:イタバシマサヒロ先生/作画:玉越博幸先生『BOYS BE… ~young adult~』Report5

「忘れられない、あの味」


街の中華屋さんのお話。
憧れのお姉さんのお店で働くことになって、と。
年上ヒロインに弱い私としましては、
いい塩梅のストライクなエピソードで。
ちょっとした危機があるのも○。
ご飯もおいしそうですしね(笑)。

西条真二先生『鉄鍋のジャン!! 2nd』第13話

「勝つ者、敗ける者」


1回戦に決着!
もちろんジャンが勝つ訳ですけれども。
どちらかというと河原の敗けっぷりが印象深い、というか。
まぁ、そういう結果にはなりそうではあったなぁ、と、
妙に納得してしまう感じでありました。


他の勝ち抜きメンバーも決まり。
さて、ここからどういう戦いが展開するのかしら。
皆、個性的ですもんね。
楽しみにしつつ。

鉄鍋のジャン!!2nd 2 (ドラゴンコミックスエイジ さ 10-2-2)

鉄鍋のジャン!!2nd 2 (ドラゴンコミックスエイジ さ 10-2-2)

オダトモヒト先生『古見さんは、コミュ症です。』7巻 小学館 感想。

Link:WEBサンデー|古見さんは、コミュ症です。

また感想更新が遅れておりますが、
頑張って(?)生活を立て直してまいります。
2018年は再起動、なのです。
そんな本日、1/17朝でございます。
雑誌系の感想は今週中になんとかしよう、と思いつつ。


んでもって、
本日はオダトモヒト先生『古見さんは、コミュ症です。』7巻。
表紙は季節感溢れる"これぞ冬!"な。
雪合戦を楽しむ古見さん、という、レア? な姿。
なんとも、脚がまぶしいですね!


本編も表紙にならって冬。
クリスマスに古見さんの誕生日、
雪での遊びにそれぞれの年末年始……と、
見どころも多々。


私的には古見さんの帰省話? が楽しかったですねー。
おばあちゃんとの花札勝負やら、
何故か巫女さんを手伝うことになったり、
そこで意外な出会いがあったり……
たまに舞台が変わると良いアクセントになりますよね!
あまり出番のない家族が登場するのもまた、
世界観が広がる感じで良いかなー、と。


只野くんと古見さんの距離はそれほど変わってはいませんが、
あまり関わりすぎない、ほどよいスタンスが良いのかなー。
古見さん自体は、
周りとの関係をよくしていけているように見えますし。
良い方向、ではありますよね。


恋愛~、というのも楽しいですが、
こういうホッコリ系のお話も貴重なもので。
只野くんと古見さんをあたたかく見守っていきたいですねー。


次巻はどんなお話になるのかしら。
安定して楽しめる作品なので有難いです。

水上悟志先生『水上悟志短編集 放浪世界』マックガーデン 感想。

『二本松兄妹と木造渓谷の冒険』と同時発売となっておりました
水上悟志短編集 放浪世界』、満喫いたしました。
短編集ならではの、連載とは一風変わった雰囲気、
バラエティ豊かな作品たち。
水上悟志先生は連載作品が面白いのはもちろんのこと、
短編も素晴らしいのですよね!


日常っぽいものから妖怪モノっぽいモノ、
ファンタジー? にSFもあり……
通勤中の気分転換にピッタリな一冊、です。
各作品に水上悟志先生のコメントがあるのも嬉しいところ。


では、収録作品の感想を軽く。

■竹屋敷姉妹、みやぶられる

双子のそっくり姉妹のちょっと変わった趣味。
それをいとも簡単に見破る少年……。


眼鏡っ娘姉妹、という時点でポイント高いのですけれども。
お話も少年を起点に変化をみせる彼女らが
なんとも微笑ましく、可愛く。


よろしゅうございました。

■まつりコネクション

普通のひとには見えない人の頭上に住み着く宇宙人と、
それが見えるお姉さんのお話。


日常を少し変わった視点で眺める面白さ、とでも申しますか。
作中では宇宙人、ということで描かれておりますけれども、
人それぞれの視点、などということを思いつつ
読み進めました。


ちょいと足をとめて回りを見渡すと、
頭の上に……なんて、あったら楽しそうですよね。

■今更ファンタジー

まさにタイトルの通り。
三十代後半、妻子持ちの男が叶えた願いとは!!
気持ちよく中二炸裂の世界がギュギュっと詰め込まれ、
おまけにスッキリ読後感。


マスクをつけていたおかげで、
存分にニヤニヤしながら楽しむことができました(笑)。

エニグマバイキング

妖怪を喰らう者のお話。
世界観としては『戦国妖狐』に連なる感じ?
変わったグルメマンガとしても楽しいですし、
人情も感じられて〇、でした。

■虚無をゆく

短編? というには少々長い。
読み応え満点のSF短編。
これは、
自分にとっての世界の在り方をどことなく考えながら……ですかね。
絵的にインパクトのある場面も多く、
アクション的にも興奮させられました。


最後のしんみりしつつも、
世界が新たな一歩を……という感じも良かったです。


んー、連載作品も楽しみですが、
また短編集、読んでみたいなぁ……。

水上悟志先生『二本松兄妹と木造渓谷の冒険』少年画報社 感想。

率直に申しまして、面白くて。
あと、続編が観たいな、と。

作品としとては見事に1巻に収まっておりまして、
アニメ映画をすこーん、と一本観終わったような。
そんな心地よさのある1巻完結っぷり。


気持ちよく終わるのですが、
出てくる登場人物が敵、味方、みな魅力的で。
また、世界観も日常に近しいところでの異界……な話で。
続くエピソードをホント、待ちたいよなぁ、という。


感触としては『戦国妖狐』の延長線上にある世界なのかな?
と思いつつ読み進めておりましたが、どうなのかしら。
一応、舞台は現代っぽいですけれども、
傍には……という感じのようですし。
そのあたりの設定も気になるところ。


Kindle版を購入して通勤中に読んだのですが、
改めて、帰宅してざざっとPCの27インチモニタにて見開き場面を見直し……。
いやー……一度、Kindle端末なり、携帯端末なりで読んだとしても、
環境的に許すのであれば、大きめの画面で見開きは見直すべき。
ページを送って画面が表示されたときの驚き、迫力、衝撃、
視界が覆われる一瞬の圧力と、開放感がたまらんのですよねー。


一応、あとがきではシリーズ的な話もありましたので、
ちょいと期待したい感じですかねー。
こんな魅力的な方々を描き出しておいて、1巻で完結って何よ!! という(笑)。
満足はしたのですが、もっと欲しくなる……危険な感じが(^^;。


なんてことも思いつつ。
1巻でなんだかんだ締まってはおりますので、
プレゼントする1冊としても、重宝しそうな作品です。
水上悟志先生作品布教用として、駆使してみたいなー、と妄想広げつつ。


さて、短編集の方にも手を付けますかのぅ。

押見修造先生『血の轍』第2集 小学館 感想。

Link:血の轍 【作品TOP】 | ビッグコミックBROS.NET(ビッグコミックブロス)|小学館
※第1話を読めます。

血の轍 2 (ビッグコミックス)

血の轍 2 (ビッグコミックス)

第1集での凄い惹きからの第2集。
どうやってこの危機を乗り切り……というか、
ヤバいだろ、これ、と……。


うーん。現場にいた人が限られていただけに、
こうなるか……と納得はするものの。
背負うものが重くて。


表情のアップも効果的に用いられており。
単発でその絵だけみたのならば、
特段……という感じになりそうなのですが、
お話の流れで目に入ると、
どうにも不気味に見える不思議。
おそらくは、外からみるとごく普通の家族、な彼ら。
なのだけれど……
そんな生々しさが強化される、とでも申しますか。


このお話って、うまい落としどころはあるのでしょうか。
ハッピーエンドはまず、なさそうな気はしますが、
どういう着地点に持ち込むのか、
そこに焦点を絞りつつ楽しみますかねー。


次集は、接点を持ち始めた女の子が軸になるのかしら。
……嫌な予感しかしないので、
今回のエピソードでいったん、お役御免になって欲しいような……
恋心があるにしても、深入りしてしまうと
母上様の意外すぎる行動でのバッドエンドしか見えないですし。


この流れに素直に呑まれてしまうのか。
脱出をはかるのか……彼の判断に注視しつつ、かなぁ。
当面は流されてしまいそうな気もしますけど。


目が離せないですが、
それなりにメンタルに余裕があるときに読むようにしないと
思った以上に重いダメージのある作品でございます。


個人的には満足、な展開でございました。

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