『月刊ドラゴンエイジ』2018年2月号 KADOKAWA/富士見書房 感想。
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- 発売日: 2018/01/09
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- 発売日: 2018/01/12
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……って、もう新しい号が出てますが、
まずはこちらから。
生活のリズムが崩れてしまって、なかなかペースを戻せなくて。
読んでいる量はそれほど変わっていないのですけれども、
感想を何故か書けない、という……何なんですかね。
むむむ。
今の体調に合ったパターンを作りたいところでございますが。
ともかく。
読み始めて、まずは驚き。
確かに『ヂルチ』単行本のあとがきで"近いうち"とはありましたが、
こんなに早いとは(笑)。
もちろん、ファンとしては嬉しい、の一言。
的良みらん先生の新連載『黒姉インソムニア』がスタート!
ぽつぽつ、チェックしていた作品が完結していた今日この頃でしたので、
ありがたいですね。
他作品も安定の出来栄えでございました。
ではでは、またも発売から時間が空いてしまいましたが、
『月刊ドラゴンエイジ』2018年2月号、読んだ作品の感想でございます。
■的良みらん先生『黒姉インソムニア』
第1夜"黒い女"[BLACK SISTER]
物書きを志す高校生・倉雨樹。
喫茶店でアルバイトをしながら勉学に励む日々も、
ある日、店内で不思議な感覚に気がつき……。
都市伝説"不眠症候群"から始まるお話。
初回なので、もちろん謎な部分は多いのですけれども、
結構、入りやすい印象を持ちました。
組織がいろいろとあって……みたいなタイプではなさそう?
タイトルからもうっすら、ですが、
幼馴染? なお姉さんも強力に絡んできそうで、
これまた期待でございます。
年上ヒロイン、良いですよね!!
ただ、単純に味方になってくれるのかどうか、まだわからないですし、
どういう形になるのかは見どころのひとつになりそうですね。
んでもって"インソムニア"って何かしら……と検索したところ、
作品の鍵になる"不眠症"を指すようで。
Link:不眠症 - Wikipedia
注目の新作、ですね。
■佐藤ショウジ先生『トリアージX』
CACE:7 Fatal disease XXX RESTART
窮地脱出、の回。
お話の長さはないですけれども、
ここから反転攻勢、な感じはよく出ていると思います。
なんとかなる、そんな期待は持てそうな展開になってきたかな、と。
トリアージX 16 (ドラゴンコミックスエイジ さ 1-2-16)
- 作者: 佐藤ショウジ
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- 作者: 佐藤ショウジ
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■武田弘光先生『マケン姫っ!-MAKEN-KI!-』特別編
「碓君 覇王への道(妄想)その8」
ちょいとひと休み、で、碓君シリーズです。
今回は銭湯の番頭さん、という理想的? なポジション。
そして登場するヒロインは先生方、と、完璧な布陣でありまして。
……というか、春姉などの主軸なところには
おまかせできない展開ですね(笑)。
ムッチリ、満喫、大満足でございました。
マケン姫っ! ‐MAKEN‐KI!‐ 19 (ドラゴンコミックスエイジ た 2-1-19)
- 作者: 武田弘光
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- 発売日: 2017/09/08
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- 作者: 武田弘光
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■原作:滝沢慧先生/作画:草壁レイ先生『非オタの彼女が俺の持ってるエロゲに興味津々なんだが』第20話
瑠璃さんとの出会いのお話も明らかになりつつ。
小田桐くんの悩ましい立場がさらに際立つ、とでも申しますか。
何だかんだ、水崎さんへの気持ちは不動のようではありますけれど、
過去のつながりからも、瑠璃さんとは適度な距離は保ちたいところで。
どういう身の振り方をするか、注目でございますね。
非オタの彼女が俺の持ってるエロゲに興味津々なんだが…… 3 (ドラゴンコミックスエイジ く 4-1-3)
- 作者: 草壁レイ,滝沢慧,睦茸
- 出版社/メーカー: KADOKAWA
- 発売日: 2018/01/20
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非オタの彼女が俺の持ってるエロゲに興味津々なんだが……(3) (ドラゴンコミックスエイジ)
- 作者: 草壁レイ
- 出版社/メーカー: KADOKAWA / 富士見書房
- 発売日: 2018/01/20
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■ビリー先生『シネマこんぷれっくす!』10本目
「ブルース・リー バイフラワー」
わりかし武闘派なエピソード?
ということで、花さんメインのお話でございます。
部外の方に誘われ、
花さんの意外な才能が見えたような、そうでもないような(笑)。
良い塩梅の繋がりができたのはよろしゅうございました。
映画のお話も相変わらずで、
お話に沿った作品がガシガシ織り込まれ。
さすがの面白さ。
……いい加減、紹介作品のひとつくらい、
観ておかんとなぁ。
シネマこんぷれっくす! 1 (ドラゴンコミックスエイジ ひ 4-1-1)
- 作者: ビリー
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- 作者: ビリー
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■原作:ふみー先生/作画:影崎由那先生『魔女の家 エレンの日記』第8話
闇に引き込まる、とでも申しますか。
ヴィオラが救いの光になるかと思いきや、エレンの術中に。
罪悪感的なものにも付け込まれて。
読んでいてシンドイですが、
それがまた、作品の面白さ、なんですよね。
魔女の家 エレンの日記 1 (ドラゴンコミックスエイジ か 1-4-1)
- 作者: 影崎由那,ふみー
- 出版社/メーカー: KADOKAWA
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- 作者: 影崎由那
- 出版社/メーカー: KADOKAWA / 富士見書房
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■原作:イタバシマサヒロ先生/作画:玉越博幸先生『BOYS BE… ~young adult~』Report5
「忘れられない、あの味」
街の中華屋さんのお話。
憧れのお姉さんのお店で働くことになって、と。
年上ヒロインに弱い私としましては、
いい塩梅のストライクなエピソードで。
ちょっとした危機があるのも○。
ご飯もおいしそうですしね(笑)。
■西条真二先生『鉄鍋のジャン!! 2nd』第13話
「勝つ者、敗ける者」
1回戦に決着!
もちろんジャンが勝つ訳ですけれども。
どちらかというと河原の敗けっぷりが印象深い、というか。
まぁ、そういう結果にはなりそうではあったなぁ、と、
妙に納得してしまう感じでありました。
他の勝ち抜きメンバーも決まり。
さて、ここからどういう戦いが展開するのかしら。
皆、個性的ですもんね。
楽しみにしつつ。
鉄鍋のジャン!!2nd 2 (ドラゴンコミックスエイジ さ 10-2-2)
- 作者: 西条真二,今井亮,ムラヨシマサユキ
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- 作者: 西条真二
- 出版社/メーカー: KADOKAWA / 富士見書房
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オダトモヒト先生『古見さんは、コミュ症です。』7巻 小学館 感想。
- 作者: オダトモヒト
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2017/12/18
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古見さんは、コミュ症です。(7) (少年サンデーコミックス)
- 作者: オダトモヒト
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2017/12/29
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頑張って(?)生活を立て直してまいります。
2018年は再起動、なのです。
そんな本日、1/17朝でございます。
雑誌系の感想は今週中になんとかしよう、と思いつつ。
んでもって、
本日はオダトモヒト先生『古見さんは、コミュ症です。』7巻。
表紙は季節感溢れる"これぞ冬!"な。
雪合戦を楽しむ古見さん、という、レア? な姿。
なんとも、脚がまぶしいですね!
本編も表紙にならって冬。
クリスマスに古見さんの誕生日、
雪での遊びにそれぞれの年末年始……と、
見どころも多々。
私的には古見さんの帰省話? が楽しかったですねー。
おばあちゃんとの花札勝負やら、
何故か巫女さんを手伝うことになったり、
そこで意外な出会いがあったり……
たまに舞台が変わると良いアクセントになりますよね!
あまり出番のない家族が登場するのもまた、
世界観が広がる感じで良いかなー、と。
只野くんと古見さんの距離はそれほど変わってはいませんが、
あまり関わりすぎない、ほどよいスタンスが良いのかなー。
古見さん自体は、
周りとの関係をよくしていけているように見えますし。
良い方向、ではありますよね。
恋愛~、というのも楽しいですが、
こういうホッコリ系のお話も貴重なもので。
只野くんと古見さんをあたたかく見守っていきたいですねー。
次巻はどんなお話になるのかしら。
安定して楽しめる作品なので有難いです。
水上悟志先生『水上悟志短編集 放浪世界』マックガーデン 感想。
- 作者: 水上悟志
- 出版社/メーカー: マッグガーデン
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- 作者: 水上悟志
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『水上悟志短編集 放浪世界』、満喫いたしました。
短編集ならではの、連載とは一風変わった雰囲気、
バラエティ豊かな作品たち。
水上悟志先生は連載作品が面白いのはもちろんのこと、
短編も素晴らしいのですよね!
日常っぽいものから妖怪モノっぽいモノ、
ファンタジー? にSFもあり……
通勤中の気分転換にピッタリな一冊、です。
各作品に水上悟志先生のコメントがあるのも嬉しいところ。
では、収録作品の感想を軽く。
■竹屋敷姉妹、みやぶられる
双子のそっくり姉妹のちょっと変わった趣味。
それをいとも簡単に見破る少年……。
眼鏡っ娘姉妹、という時点でポイント高いのですけれども。
お話も少年を起点に変化をみせる彼女らが
なんとも微笑ましく、可愛く。
よろしゅうございました。
■まつりコネクション
普通のひとには見えない人の頭上に住み着く宇宙人と、
それが見えるお姉さんのお話。
日常を少し変わった視点で眺める面白さ、とでも申しますか。
作中では宇宙人、ということで描かれておりますけれども、
人それぞれの視点、などということを思いつつ
読み進めました。
ちょいと足をとめて回りを見渡すと、
頭の上に……なんて、あったら楽しそうですよね。
■今更ファンタジー
まさにタイトルの通り。
三十代後半、妻子持ちの男が叶えた願いとは!!
気持ちよく中二炸裂の世界がギュギュっと詰め込まれ、
おまけにスッキリ読後感。
マスクをつけていたおかげで、
存分にニヤニヤしながら楽しむことができました(笑)。
■虚無をゆく
短編? というには少々長い。
読み応え満点のSF短編。
これは、
自分にとっての世界の在り方をどことなく考えながら……ですかね。
絵的にインパクトのある場面も多く、
アクション的にも興奮させられました。
最後のしんみりしつつも、
世界が新たな一歩を……という感じも良かったです。
んー、連載作品も楽しみですが、
また短編集、読んでみたいなぁ……。
水上悟志先生『二本松兄妹と木造渓谷の冒険』少年画報社 感想。
- 作者: 水上悟志
- 出版社/メーカー: 少年画報社
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- 作者: 水上悟志
- 出版社/メーカー: 少年画報社
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あと、続編が観たいな、と。
作品としとては見事に1巻に収まっておりまして、
アニメ映画をすこーん、と一本観終わったような。
そんな心地よさのある1巻完結っぷり。
気持ちよく終わるのですが、
出てくる登場人物が敵、味方、みな魅力的で。
また、世界観も日常に近しいところでの異界……な話で。
続くエピソードをホント、待ちたいよなぁ、という。
感触としては『戦国妖狐』の延長線上にある世界なのかな?
と思いつつ読み進めておりましたが、どうなのかしら。
一応、舞台は現代っぽいですけれども、
傍には……という感じのようですし。
そのあたりの設定も気になるところ。
Kindle版を購入して通勤中に読んだのですが、
改めて、帰宅してざざっとPCの27インチモニタにて見開き場面を見直し……。
いやー……一度、Kindle端末なり、携帯端末なりで読んだとしても、
環境的に許すのであれば、大きめの画面で見開きは見直すべき。
ページを送って画面が表示されたときの驚き、迫力、衝撃、
視界が覆われる一瞬の圧力と、開放感がたまらんのですよねー。
一応、あとがきではシリーズ的な話もありましたので、
ちょいと期待したい感じですかねー。
こんな魅力的な方々を描き出しておいて、1巻で完結って何よ!! という(笑)。
満足はしたのですが、もっと欲しくなる……危険な感じが(^^;。
なんてことも思いつつ。
1巻でなんだかんだ締まってはおりますので、
プレゼントする1冊としても、重宝しそうな作品です。
水上悟志先生作品布教用として、駆使してみたいなー、と妄想広げつつ。
さて、短編集の方にも手を付けますかのぅ。
押見修造先生『血の轍』第2集 小学館 感想。
Link:血の轍 【作品TOP】 | ビッグコミックBROS.NET(ビッグコミックブロス)|小学館
※第1話を読めます。
- 作者: 押見修造
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2017/12/27
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どうやってこの危機を乗り切り……というか、
ヤバいだろ、これ、と……。
うーん。現場にいた人が限られていただけに、
こうなるか……と納得はするものの。
背負うものが重くて。
表情のアップも効果的に用いられており。
単発でその絵だけみたのならば、
特段……という感じになりそうなのですが、
お話の流れで目に入ると、
どうにも不気味に見える不思議。
おそらくは、外からみるとごく普通の家族、な彼ら。
なのだけれど……
そんな生々しさが強化される、とでも申しますか。
このお話って、うまい落としどころはあるのでしょうか。
ハッピーエンドはまず、なさそうな気はしますが、
どういう着地点に持ち込むのか、
そこに焦点を絞りつつ楽しみますかねー。
次集は、接点を持ち始めた女の子が軸になるのかしら。
……嫌な予感しかしないので、
今回のエピソードでいったん、お役御免になって欲しいような……
恋心があるにしても、深入りしてしまうと
母上様の意外すぎる行動でのバッドエンドしか見えないですし。
この流れに素直に呑まれてしまうのか。
脱出をはかるのか……彼の判断に注視しつつ、かなぁ。
当面は流されてしまいそうな気もしますけど。
目が離せないですが、
それなりにメンタルに余裕があるときに読むようにしないと
思った以上に重いダメージのある作品でございます。
個人的には満足、な展開でございました。