せきはん先生『モーターサイクルメモリーズ』アース・スター エンターテイメント 感想。
- 作者: せきはん,大森しんや
- 出版社/メーカー: 泰文堂
- 発売日: 2017/06/12
- メディア: コミック
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- 作者: せきはん(大森しんや)
- 出版社/メーカー: アース・スター エンターテイメント
- 発売日: 2017/06/12
- メディア: Kindle版
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いつもの通り、通勤電車で読み始め……ん?
読んだことあるような?
……って、収録作品、わりと、
こちらと被ってるんですね(>_<)。
もちろん、初めて目にする作品もあるのですけれど。
恋ヶ窪★ワークスLTD +大森しんや短編集 (Motor Magazine Mook)
- 作者: 大森しんや
- 出版社/メーカー: モーターマガジン社
- 発売日: 2016/06/02
- メディア: Kindle版
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紙での入手は今は難しそうですし、
内容紹介にある"コミックス未収録作品"は貴重でしょうし、
で、紙としての価値は結構高そうに思います。
ただ、電子書籍で上述短編集を読んでしまっていた身としては……
前もってどれくらいが再録? 作品か知りたかったかなー、
という残念な感じになってしまいました(>_<)。
収録作品は以下の通りです。
・モーターサイクルメモリーズ
・8インチの冒険
・夏のサクラ
・少年少女
・ゼロヨン島
・音速昆虫
・Slow Ride Grasshopper #00-03
・Slow Ride Grasshopper/0
・ヤンキーの友達
・絶版の島
私が初見だったのは
"モーターサイクルメモリーズ""音速昆虫"
"Slow Ride Grasshopper #00-03"
ですね。
どの作品も、風、漂う空気と香りを感じられる、
素晴らしいもので。
既に読んだ作品も改めて読み直し、その良さをしみじみ噛み締めて。
"ヤンキーの友達"は、特にグッと……。
中学校時代までの友人って、
ほんと、間がどれだけあいていても、
すぐ、あのころ、の時間になってしまう不思議な感じがあるかな、と。
作中では、わりと中学卒業してからそこまでは経っていないようですが、
これ、10年、20年たって再会しても、
似たようなノリになるんじゃないかなぁ、なんて。
そんなことを思ったりしたのでした。
"Slow Ride Grasshopper"シリーズ? は、
何だか俳句っぽい? そんなイメージが。
いや、そう言っても、俳句のことは詳しくはわからんのですが(笑)。
時間、空間を切り取って、
限られたページにギュッと詰め込んだ感じなのに、
スルッと心に入り込む感動、とでもいうのかなぁ。
たまに読み返したくなる、
そんな味わいのある作品になっているかと思います。
んで、結局どうなのよ……ということなのですが。
再録作品についても読み返してみても面白いですし、
初めて読む作品も味わい深く……
1冊としての完成度は高いな! と思います。
読み終えた結果、としては満足しています。
が、わりと被るよ! という情報は欲しかった(笑)。
個人的には、プレゼント用の1冊にノミネート、ですね!
読み切りで楽しめますし、爽やかな読後は間違いなく。
贈り物に最適感がすごい!