感想温泉はてな亭

諸々、ふれたもの、こと、に関しての感想を記していきます。

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やまむらはじめ先生『天にひびき』10巻 少年画報社 感想。

やまむらはじめ先生の『天にひびき』、完結です。
連載されていたアワーズ本誌を購入していた頃、始まった作品で。
もう5年も続いていたとは。


最後の巻、ということもあってか、集大成的なお話に。
ギュッ、と詰まった、スピーディな展開で
読み始めたら止まらなくなりました。


ラストの展開は……個人的には「あれっ?」という感じで。
もうちょっと納得のいきやすい終わり方を期待していただけに。
……ひびきのキャラクターだったり、
秋央の性格だったりを考えると、こういう方が良いのかもですけれど。
なんだろう……ぽっかりと穴のあいた感じ、とでもいいますか。
そういう読後感で。
秋央はそうではないみたいなので、
読み込みが足らんのかしら。


神様ドォルズ』の読後も、
似たような感じを受けた覚えがあるのよね。


何気にグッときたのは139頁、
如月先生の「あなただって立派なものよ?」
だったりして(笑)。
眼鏡のお姉さんにはやっぱり弱い私なのでした。


コラムもしっかりと最後まで続いていて。
クラシック音楽は聴かない私なのですが、
ちょっとした、お話を楽しむための周辺情報だったり、
音楽のいろいろが詰まっていて、おもしろい企画だったと思います。
やっぱり、クラシックって敷居の高いイメージですし、
その世界を描く作品、となれば、
とっつきにくい印象が先にきてしまう訳で……。
そのあたりがコラムの存在で払拭されていたかな、と。
今後もこういう作品には
内容をフォローするような企画、あると嬉しいですね。


ということで、
『天にひびき』感想でした。
やまむらはじめ先生、連載おつかれさまでした。
次回作にも期待!

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