『月刊コミックバーズ』2016年11月号 幻冬舎 感想。
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2016/09/30
- メディア: 雑誌
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今号からの新連載2本が面白く、
次号からは『34歳無職さん』のいけだたかし先生の新連載だったりが始まるようで、
となると4本チェック……なら、
読んでいる作品の感想をまとめて書いたほうが、と。
ということで、『ドラゴンエイジ』同様、
今後は毎月チェックしていく所存です。
ただ、Kindle版で読むので、
紙からは遅れることになりそうですけれども。
では、チェックした作品の感想をば。
■草野紅壱先生『純潔戦線』第1話
「世間の歪みは心の歪み」
一応は魔法少女モノらしいのですが、
わりと戦う手段は物理的、というかなんというか。
とりあえずは最初のお話なので、
メインの登場人物が出てきて、ごく基本的なルールがわかって、
謎……とまでは行かなくても、何でこうなってるの? という、
次回以降で明らかになる部分がほのめかされる、塩梅で。
そもそも、何故に彼女らが魔法少女となったのか、ですとか、
彼女らを魔法少女にしたのは誰なのか、ですとか、
何と戦っているのか、ですとか、
そのあたりがいまのところ不明なところで。
武器も面白いですし、
初回の敵もなかなかにどうかしている塩梅だったので、
ちょいと期待したいところです。
……いやー、でも今後の敵が心配になりますね……
この方向で強くなるのかな?
「歪み」と戦う、という意味では性的に歪んでいるのが今回で、
これからは金銭なり、性格なり、権力なりの「歪み」を現した何か、
と戦うのかしらん、とも思ったりも。
何れにしましても、いい連載が始まった!
と思ったことでありました。
■冬目景先生『空電ノイズの姫君』第3話
扉絵のちょいと不機嫌そうな夜祈子さんが素晴らしいです!
若干、惚れてつきまとう男の気持ちもわからないでもない(^^;)。
さて、大学生アマチュアバンドのギター候補として
白羽の矢が立ちかかった? 磨音でありましたが、
本人の性格や見た目もあり、
すんなり加入とはならなそうな?
状況的には夜祈子さんも加わる余地はありそですが、どうなりますか。
夜祈子さんは相変わらず、というか何というか。
嫌がらせもエスカレートしているものの、負けておらず。
磨音のサポートもありますけれど……
夜祈子と磨音の関係は程よい距離間、ということなのかもなぁ、なんて。
踏み込みすぎない、というか。
静かに、ですが、着実にお話は進んでおり、
……あ゛ー、早く次が読みたいです(笑)。
こういう連載の悶々も良いですね!
■土山しげる先生『俺、南極で料理してます』第1話
タイトルからもわかります通り、料理・食事モノ、です。
人間の食事の回数には限りがあり、
それぞれには背景があり、ドラマがあり。
原案には第55次 南極地域観測隊 調理担当の方が付いているようなので、
食材の制限だったり、実際のメニューの反映も期待できそうで。
ガツンと感動、ではないですけれど、
しみじみと沁みる、素朴な人情、それとつながる想い出の味。
いいですねー。
また、メニューの名づけが良いなぁ。
さらりと読めて、ストーリーもよく、お腹もすく(笑)。
この新連載は楽しみになりそでございます。
とりあえず、明日の昼はチャーシュー麺食べたいかも!