感想温泉はてな亭

諸々、ふれたもの、こと、に関しての感想を記していきます。

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柴先生『白衣さんとロボ』2巻 竹書房 感想。

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※↑試し読みあり。

白衣さんとロボ 2 (バンブーコミックス)

白衣さんとロボ 2 (バンブーコミックス)

超絶科学をさも当たり前に駆使する女子高生・白衣さんと、
その白衣さん作の人情味あふれまくりなロボの日常。


2巻でございます。
思いっきり非日常なハズなのに、
なんとも漂う空気が日常、なんですよねー。


ちょっぴり意地悪な白衣さんとすんごい良い人ちっくなロボとのやり取りが、
なんとも心をホンワカとさせてくれて。
マッドサイエンティストちっくな雰囲気を漂わせる白衣さんだけに、
それらしいエピソードもあったりして。


表紙も良いですよね。
縁側、扇風機、ひまわり、蚊取り線香にスイカ
夢見る日本的な夏。
今の酷暑からすると、なかなかに難しい風景なのかもですけれど。
SFなハズなのに、ちょっとそのあたりを忘れてしまいそうな。
そのあたりがとても魅力的な作品でありまして。
ググッと2巻になってそこが活きてきている……
そんな印象を受けるのであります。


白衣さんの美人ながらも読めない感じ。
ロボの直球勝負な人柄。
彼らの織りなす日常……とても癒されるこの作品。
続き、楽しみでございますが、
このペースで延々続いてくれたらなぁ、なんて贅沢な気持ちも湧いてきたりして(笑)。
まだ2巻ではございますが、文句なしでオススメできる作品でございます。

沙村広明先生『波よ聞いてくれ』5巻 講談社 感想。

Link:波よ聞いてくれ/沙村広明 - モーニング・アフタヌーン・イブニング合同Webコミックサイト モアイ

波よ聞いてくれ(5) (アフタヌーンKC)

波よ聞いてくれ(5) (アフタヌーンKC)

絶賛、体調不良が続いておりまして、
肉体的な死、よりもまずは社会的な死が訪れそうな今日この頃、
皆様、如何お過ごしでしょうか。


沙村広明先生『波よ聞いてくれ』5巻は、
ベッドで横になりつつKindle版にて楽しみました。


構成作家・久連木さんの取材旅行に
瑞穂ちゃん、ミナレさんも同行して……からのお話でしたが、
思いのほかお話が大きく動きまして。
つか、あまりもの想定外の展開に、
おもわず声が出そうになるくらい……面白かったです(笑)。
ここまでも結構、破天荒だったとは思うのですけれども、
まだまだ、キャラクターの範囲に収まるレベルでありまして。
今回のは一気に針を振り切ってきたな、という。
沙村先生らしいっちゃらしいのかもしれませんが、
不意打ちを喰らった感じで、とても嬉しかったです(>_<)。


相変わらずの小ネタもありまして。
鶴竜!! 飯山!!
渋いネタがパラパラと散りばめられて、
そんなところでもニヤニヤできて。
なお、作中に出てくる「北海道百年」の元ネタ番組らしきものは
私、割と好きでたまにradikoで聴いていたりします(笑)。
北海道にゆかりのある人物を軸にしたラジオドラマなのですけれども、
程よい聴きごたえと、落ち着いた音声で、
ラジオらしい心地よさがあるんですよねー。


……ということで、今回もめっちゃ面白かったですが、
これだけの大ごとになると、
このエピソードが完結したところで作品も終わってしまいそうで
心配になってしまいます(;^_^A。
んー、どうなるんでしょうね。
組織の名前に"波"が入ってるしなぁ……
まだまだ永く楽しみたい作品なだけに、
先の展開、目が離せないですね。


飯山選手の引退セレモニーってこれかな。

171003 ファイターズ 飯山裕志引退セレモニー

池田邦彦先生『エンジニール 鉄道に挑んだ男たち』2巻 リイド社 感想。

エンジニール 鉄道に挑んだ男たち 2 (SPコミックス)

エンジニール 鉄道に挑んだ男たち 2 (SPコミックス)

発売されていたことは、確か気が付いていたのですが。
すっかりポチることを忘れていて……
ふと思い出してKindle版を購入いたしました。


鉄道工作課長・島安次郎さんを軸に、
日本の鉄道黎明期を描いたこの作品。
2巻で完結、でございます。
……もうちょっと長く楽しみたかったなー、という気持ちもありつつ、
丁度良いボリュームで読みやすいのでオススメもしやすいな、
というコトも感じつつ。


理想、というか、信条、というか。
そういうものを抱きつつ仕事に向かう姿が、
なんとも格好よく。
もちろん、鉄道まわりのお話も興味深く。
日本が発展していく過程での鉄道まわりの役割だったり、
熱量とでもいうか……そういうものを感じられて。
ただ、想いが強い、愛着があるだけに、
周辺との衝突も出てしまう島安次郎さんの……
なかなか難しいのね……と。
このあたりは、今も昔も変わらないところなのでしょうけれども。


次世代へ繋いでいく、そんな場面もあり、
なかなかグッとくるものがありました。
世代交代しながらも、受け継ぐものはしっかり伝えつつ。
より、良い未来へと……。
なかなか昨今ではイメージしにくいような気はするものの、
熱い時代の空気を感じさせてくれる、
『エンジニール』はそんな作品になっておりまして。


鉄道に興味がある方はもちろんのこと、
歴史関係が好きだったりする方にもオススメできそうな。
程よい量で、しっかり楽しませてくれるシリーズでございます。


今回もたのしかったですし、
池田邦彦先生の次回作にも期待、です!

大西巷一先生『乙女戦争 ディーヴチー・ヴァールカ』10巻 双葉社 感想。

表紙は、初見のときこそ"何?"という感じで。
陽気な感じと暗さ……明暗が凄くて。
読んで納得。


引き続きKindle版を購入いたしました。


大きくお話も動き。
さらに大ピンチに陥ったシャールカがどうなるか、
と思ったところで、なんと……な展開。
これまでとは少し違った側からの状況も見えてきて、
読者としては面白いのですが。


……シャールカは強い、というか、なんというか。
とんでもない事件にまで巻き込まれるものの、
彼女らしいところを発揮して、何とかしてしまうのが素敵で。


結構、魂を削られるような描写もあるのですが。
一般的なコミックスだと、普通にえちぃ感じになりそなのに、
この作品ではゴリゴリ魂を削られる音がする不思議……
それだけの背景なり、気持ちなりが描かれているのよね……
どす黒い部分……たぶん、私もどこかに持ち合わせているのだろうなぁ、
などと思いつつ、読み進めたことでありました。


こういうものなのかしら?
という疑問に感じた部分は巻末の解説で語られておりまして、すっきり。
もっと突っ込んで調べたい、と思えば参考文献も掲載されておりまして。


あとは、ジャンヌダルクですかねー。
時代的にも重なるようで、作中にも登場しましたが。
ん……きっちり描かれていて、これまたシンドイです。
あわせて『ダンス・マカブル』を読むと、
さらにエピソードを楽しめる……辛くなること請け合いでございます。んでもって、シャールカ、フス派がどうなっていくか……ですよね。
どうもこうも、歴史がある以上、決まった部分はありながら、
ではあるのでしょうけれども。
そのあたりも、この作品の楽しみでございまして。


結末も近づいていそうでありますけれども。
シャールカの幸せを祈りつつ……次巻を待ちたいと思います。

漫画:半二合先生/原作:バンダイナムコエンターテインメント『THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS After20』1巻 講談社 感想。

Link:アイドルマスター シンデレラガールズ After20 | サイコミ

『サイコミ』のサイト上で絶賛連載中の『THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS After20』。
デレステを変わらずプレイし続けている私としましても、
ずっと気になる存在でありつつ、
ブラウザで作品を読み続けるのが習慣として身についておらず……。
時折、サイトをチェックする程度で単行本待ちでございました。
ががが!!
ようやっと単行本発売ー!! ということで、
Kindle版をポチッとさせていただきました。


居酒屋「しんでれら」が舞台とあって、
登場するアイドルも20歳以上となりまして。
そちらのファンの方にはたまらない作品に仕上がっていそうな。
題材は美味しいお酒とお料理、ですし。
しっとり飲んだり、賑やかに乾杯してみたり。
お酒の楽しみはもちろんのこと、
川島さんだったり楓さん、三船さんの魅力もぎゅぎゅーっと♪
もちろん、早苗お姉さんも参戦で楽しく。
柊さんも渋い魅力でございまして……
デレステではあまり注目していなかったですけれど、
確かに酒瓶持っていたような気も(笑)。


世界観、キャラクターと
お酒&料理が見事にハマった作品となっており、
大満足な第1巻♪
一層、ゲームの方も楽しくなりそうです。


……と、まぁ、満足はしておりますが、
やっぱり、元ネタの『アイドルマスター シンデレラガールズ』は、
知っていた方が楽しめることは言うまでもございません。
逆に知っていればより作品に入り込めるでしょうし、
お酒を飲めるお歳でありましたら、
ここから広がるたのしみもありそうで。


もとの作品を深く掘り、かつ広げていく……
見事なコミカライズかと思います。
続巻にも期待ですね!!
って、サイトには新しいお話も掲載されているんですよね。
……チェックしてみるか。

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