信濃川日出雄先生『山と食欲と私』9巻 新潮社 感想。
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Link:山と食欲と私 - 信濃川日出雄 / 1話 おにぎり | くらげバンチ
- 作者: 信濃川日出雄
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2019/01/09
- メディア: コミック
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- 作者: 信濃川日出雄
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2019/01/09
- メディア: Kindle版
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読んでいたけど感想書けていなかったので再読して、
感想でございます。
お話としては大きくふたつ。
知人と偶然出会っての登山、と、
思い出の富士山を改めて登るお話。
知人と偶然……のエピソードはちょっと珍しい感じで。
食にしろ、登山にしろ、相手を意識する、という。
別に嫌、という訳ではないけれど……そんな、
微妙な距離感がリアルな塩梅で面白く。
同じ趣味、と一括りにされそうだけれど、
それぞれの楽しみがあるのよ、ということを痛感な。
アイデア勝負な山ごはんも高感度大。
あの駄菓子をこう使うかー! と、
驚きつつも納得してみたり(笑)。
自宅でやったらイマイチでも、外でなら最高なんだろうなぁ、
というのもイメージしやすくて。
富士山のお話は、
過去も、今もちょっとホロ苦ではありましたけれど、
今の方が成長を感じられるのが○、で。
日本では知名度ナンバーワンな山ですから、
それなりに色々あるんだな、というのも……。
何気に山を登る前のコトも描かれているのが好感触だったりも。
お出かけって、実際のところはメインはもちろん重要ですが、
そこまでの行程も大事だったりしますもんね。
伏線となりつつ、な学び多い登山エピだったかしらん。
他収録のサイドストーリー? も楽しく。
お麩を利用した料理は興味深く。
普通に一人暮らししていたらまず、買わない食材だと思いますし……。
山スイーツ話は生々しく、かつ、オチが(笑)。
ちょっと先々心配になりますが、
そのあたりも今後、描かれるのかしらん。
ちょいと期待でございます。
ということで、次巻も楽しみに待ちたいと思いますです。
今度は発売直後にビシッと読んで、
感想を書けるだけのモチベーションでいたいものでございますです。