上田信舟先生『えびがわ町の妖怪カフェ』6巻 白泉社 感想。
- メディア: Kindle版
完結の6巻。
まなちゃんの眩しい笑顔が素晴らしい表紙ですね!
ここまで引っかかっていたところがスッと収まった、というか。
良いおさまり、だったかと思います。
まなちゃんとお母さんの関係がどうなるか……
心配のひとつでしたが、お母さんの理解も得られ。
ちょっとした騒動が契機にはなったものの、
そもそも、まなちゃんが
えびがわ町にやってくることになったキッカケが
お母さんだった筈なので、
ここが落ち着いてひと安心、で。
もうひとつは佐吉さん……おじさんの謎。
自身の告白もあり、
また、関連するエピソードもありまして無事解決、
と言って良いのかしら。
ちょっと暗くなりそうかな? という部分も
ない訳ではなかった気がしますが、
まなちゃんがそのあたりを補填してくれる感じでして。
まなちゃんはえびがわ町と、妖怪たちと出会えて諸々好転し、
佐吉さんはまなちゃんのおかげで時間が動き出して。
とても良いお話でした。
派手な感じはなかったかと思いますが、
描かれる穏やかな土地での日々にはとても癒やされ……。
また、このような作品にであえたら嬉しいな、と思いつつ。
上田信舟先生、連載おつかれさまでした。
新作も楽しみにお待ちしております。